グルメな夜市と言われる寧夏路夜市の中でも、いつも行列ができているお店が『阿婆飯糰』です。
“飯糰”とはおにぎり。
観光客も台北人も行列に並んでおり、おにぎり1つ買うのに30分くらいかかります。
冷静に考えると正気の沙汰とは思えないのですが、それだけの魔力がある夜市とおにぎりなのです。
ということで、実際に寧夏路夜市の『阿婆飯糰』の行列に並んで台湾おにぎりを食べてみたのでご紹介します!
寧夏路夜市の北端にある2大行列店
グルメな夜市にある行列店
日本人観光客に人気がある夜市といえば、最も広い士林夜市か、小さいながらも台湾B級グルメが詰まった寧夏路夜市だと思います。
そんなグルメな夜市である寧夏路夜市の中でも、北端にある行列店が『阿婆飯糰』です。
『阿婆飯糰』のすぐそばには、もう1つの行列店である『賴記雞蛋蚵仔煎』もあるので、連日、2本の長い行列ができています。
台湾おにぎり『阿婆飯糰』
本題の『阿婆飯糰』がこちら。
お店というより屋台です。
店名の意味は、”おばちゃんのおにぎり”という感じです。
失礼ながらこんな小さい屋台に行列ができるというのも、よくよく考えればスゴイ話ですよね。
僕たちが行ったときには30人くらいの行列ができており、日本人観光客から地元の台北人まで、みんなおにぎりを求めて並んでいました。
牡蠣オムレツ『賴記雞蛋蚵仔煎』
『阿婆飯糰』と、その近くの『賴記雞蛋蚵仔煎』という牡蠣オムレツのお店の行列が分かるように動画を撮ってみました。
動画の前半は僕たちが並んでいる『阿婆飯糰』の行列で、動画の後半は『賴記雞蛋蚵仔煎』の行列です。
こんな感じで、方向違いで2本の行列ができます。
『阿婆飯糰』の台湾おにぎり
手作り&握りたて
『阿婆飯糰』に限らず、台湾おにぎり(飯糰)のお店の特徴としては、手作り&握りたてということだと思います。
日本のおにぎり屋さんは握ったものがケースに並んでいる場合がほとんどだと思いますが、台湾の場合は注文を受けてから握る場合がほとんどです。
ということで、『阿婆飯糰』の台湾おにぎりを握る様子を動画に撮ってみました。
手に布巾とラップを持っており、そこに熱々のもち米を乗せます。
具材として、干し大根、肉鬆(デンブ)、高菜のようなもの、油條を次々に乗せていきます。
そして一気にグッと握って、ナイロン袋に入れて出来上がりです。
所要時間わずか40秒ほど!
並んでいる間にぼーっと、この職人芸を見ているのも楽しいですよ。
1個あたりは40秒ほどで完成なのですが、行列に並んでいる人が1個ずつ買うとは限りません。
中には大量に購入して、バイクで持ち帰っていく台北人も。
僕たちが並んだときは、30人ほどの行列で、待ち時間は30分でした。
台湾おにぎりを食べてみた感想
まず、もらった瞬間に分かるのですが、デカイ!そして重い!
1人で1個食べたらもうお腹いっぱいなので、あとはデザートを食べるくらいになってしまいそうです。
2人で1個がちょうどいいくらいだと思います。
ひとくちかじったところで、ちゃんと中の具材にたどり着けます。
中の具材の様子がこちら↓
日本でもおにぎりの具材になっていそうなのは、高菜のようなもの(実際には酸菜と呼ぶ物らしい)くらいです。
他の具材は、干し大根、肉鬆(デンブ)、油條と台湾らしさを感じるもので、日本では食べられない味です。
中でもたぶん干し大根だと思いますが、微妙な苦味があって、それが良いアクセントになります。
また、モチモチのもち米、カリカリする干し大根、じゅわっとする油條と、歯ごたえの違いがあって飽きずに食べられます。
朝食の定番『永和豆漿』や、黒米おにぎり『員林商店』、セブンイレブンのおにぎりまで、台北に来て台湾おにぎりってめちゃくちゃ美味いじゃん!!とドハマリした妻も、『阿婆飯糰』の台湾おにぎりに大満足していました。
『阿婆飯糰』の台湾おにぎりはこれで40元(150円)ですから、台北人が並んで買うのも頷けます。
コンビニのおにぎりは30元前後なのですが、それとはボリュームも味も桁違いです。
アクセス
基本情報
住所:103台北市大同區民生西路198號
営業時間:18:30~23:00(火曜定休)
寧夏路夜市の北の端にあり、最寄りの雙連駅から徒歩7分です。