朝からこの混雑っぷりの「永和豆漿」は、台湾の定番朝食を提供するお店です。
「永和豆漿」で台湾の定番朝食を楽しみたいところですが、メニューが結構多くて、何が何やら分からないという状態になりがちです。
そこで、「永和豆漿」のメニューを写真付きで大解説したいと思います。
ここを参考に台湾の定番朝食をお楽しみいただければ幸いです!
永和豆漿とは
台北市内にチェーン展開
永和豆漿または永和豆漿大王という店名で、台北市内のあちこちにあり、台湾の定番朝食を提供しています。(チェーン店なのか、1つずつ別のお店なのかよく分かりません。)
どの永和豆漿(大王)も、地元市民や観光客が朝から行列をつくって朝食を買い求めています。
台北市内の主要な駅(西門町駅、善導寺駅、忠孝新生駅、大安駅などなど)付近に店舗があるため、立ち寄りやすいお店だと思います。
永和豆漿 西門天正宗漢口店
店舗によって多少メニューが異なるそうですが、ここでは、西門天正宗漢口店のメニューを例に台湾の定番朝食をご紹介したいと思います!
▼永和豆漿 西門天正宗漢口店はこちら
永和豆漿のメニュー大解説
メニュー
だいぶメニューが削られています・・・が、まだまだ種類豊富だと思います。
大まかな種類(系列)として、
- 飯糰系列:台湾おにぎり
- 饅頭系列:肉まん、小籠包
- 焼餅系列:揚げパン、焼きパン
- 蛋餅系列:クレープ+卵焼き
- 抓餅系列:中華風お好み焼き(中華風チヂミ)
- 鐵板麺系列:焼きそば
- 好類:卵焼き、餃子
- 飲料:飲み物
があります。
実際に購入して食べてみたものをご紹介していきます。
飯糰系列
飯糰
台湾おにぎりの飯糰です。おにぎりというより、海苔のない手巻き寿司のような形をしています。
中には甘じょっぱい肉鬆(肉のふりかけ)が入っています。
やめられない止められない系の美味しさです。
飯糰加蛋
飯糰に卵を加えたバージョンです。
これ、実は朝は大忙しなのに比べて夜は暇だからか、夜に買いに行くとめちゃくちゃ綺麗にかつボリューミーに作ってくれました。作る店員の技と気分によって、だいぶ違います。
食べていたらコロンと自然に分解してしまったところ。肉鬆がかなりのボリュームです。
肉鬆だけだと飽きがちですが、卵が入ることによって飽きない食べごたえになります。
饅頭系列
大肉包
ずばり、肉まんです。
中の餡はしょっぱめの味付け、皮が美味しいです。
お値段は安いのに、餡はしっかり詰まっています。
素菜包
キャベツのような野菜が包まれています。
肉まんの方が美味しいかな・・・。
花捲
白と茶色の生地が花のように見えるので花捲なのでしょうか。
黒糖味の蒸しパンです。
各式饅頭
各式饅頭は蒸しパンで、写真は茶色の各式饅頭で黒糖味です。花捲の茶色部分と同じだと思います。
各式饅頭は、茶色(黒糖)、紫色(タロ芋?)、白色(プレーン)から選べます。
紅豆捲
左にあるのが紅豆捲です。形は違いますが、味はあんまんです。
紅豆=あんこを饅頭で包んでいる品で、甘いものが食べたい朝にはぴったりだと思います。皮もあんも美味しい!
饅頭蛋漢堡肉
饅頭(肉まんの皮)+卵+ハンバーガーです。
ハンバーグ部分はちょっとガッカリ感がありますが、饅頭が美味しいです。
焼餅系列
油条(ヨウテャオ)
揚げパンです。豆漿に浸して食べるのが一般的です。
油と豆漿がじゅわっと滲み出てきて、パクパク食べてしまう美味しさです。
定番中の定番ともいえる台湾式朝食の1つです。
焼餅
右上のものが、焼餅です。パリパリする焼きパンです。パイのパリパリ部分と言ったほうがイメージしやすいかもしれません。
何も挟んでいないプレーンなものです。ごまが香ばしいです。
焼餅蛋肉鬆
焼餅の中に、卵と肉鬆を挟んだのがこの品。
パンや饅頭のふわふわ感に飽きているときには、このパリパリ感の焼餅が良いです。
抓餅系列
翡翠抓餅
翡翠の名前の通りの鮮やかな緑色の抓餅です。
何が入っているから緑色の生地になるのかは分かりませんが、刻みネギが入っているのでチヂミのような感じで香ばしいです。
抓餅は中華風お好み焼きと訳すようですが、個人的にはチヂミにも近いと思います。
鐵板麺系列
黒胡椒鐵板麺
名前そのままですが、黒胡椒が効いた焼きそばです。
アクセントとしてとうもろこしが入っています。パッと見すぐに飽きそうですが、黒胡椒がかなり効いているためか飽きずに全部食べられました。
好類
葱花蛋
左上のネギ入り卵焼きです。
なんだろうと思って頼んでみましたが、読んで字のごとくただのネギ入り卵焼きでした。
鍋貼7粒
鍋貼とは焼餃子です。
大根餅と同じような甘じょっぱいタレがかかっています。
餃子専門店には勝てないかもしれませんが、味は悪くはありません。
港式蘿蔔糕
ケーキを想像して注文したら、全然違うものでした。
大根餅を卵でコーティングした感じでしょうか。甘じょっぱいタレがかかっていました。
馬來糕
中華風蒸しパン「マーラーカオ」です。
台湾のお菓子にしては甘いです。しっとりしていて卵の味がして美味しかったです。
飲料
多くのメニューで、冷たい、温かい(常温~人肌)、熱い(といってもそこまで熱くはない)が選べます。
寒い季節には「熱」が嬉しいですし、暑い季節でも朝から冷たいものを飲まずに「温」にしておくと体に良さそうです。
招牌豆漿
ストローを出されて提供されているので、ごくごく飲むタイプの豆漿と思われます。
これに油条(揚げパン)を浸して食べました。
鹹豆漿
豆乳スープです。食べている間に豆乳とスープが分離してどろどろとしてきます。
底の方に肉髭のようなものが沈んでおり、しょっぱさがアクセントになります。
僕にはしょっぱすぎて正直ここの鹹豆漿はイマイチでした。
その後、『世紀豆漿大王』の鹹豆漿を食べて本当の美味しさを知りました。
まとめ
永和豆漿という台湾の定番朝食を提供するお店のメニューを大解説してみました。
気になったメニューがあれば、台湾人に混ざって朝食を買いに行きましょう!