国立台湾大学で散歩して、近くのタイ料理屋に夕飯を食べに行こうと歩いていると偶然発見した豆花屋さん。珍しく「有機大豆」を看板に掲げています。食材の安全への想いは日本人も台湾人も同じなのですね。
可愛らしいこだわりの雰囲気も◎
愛らしいマスコットがお出迎え
お店にはいるとすぐ、マスコットがお出迎えしてくれます。外から撮ったのでイマイチ見え辛いですが結構大きいオブジェ。
店内には日本の音楽が流れていました。存じ上げない音楽だったのですが日本語で、コトリンゴ的な音楽(?)でした。日本好きの店長なのでしょうか…。
豆花はすべて良心的な値段
台湾で「有機」の文字を見る機会は、日本より若干少ない気がします。
なので、「有機大豆」と言われてちょっとお高めの設定なのかと思いきや、全然そんなことはありませんでした。むしろ普通~安いほうだと思います。
「花生豆花」と「八寶綜合豆花」を注文しました。
落ち着く店内にこだわりを感じる
注文を待つ間、店内を観察。テーブルは4つほどの小さい店内。テーブルクロスは赤でかわいらしいです。アンティークっぽい家具や絵画が所々に飾ってあり、店長のこだわりを感じます。
安くて美味しい豆花と思いがけない「杏仁茶」
安くてハイクオリティーなデザートにびっくり
注文の品が運ばれてきました。一口食べて、美味い!となるほどのお味です。値段が安めの設定だったのにも関わらず、この濃厚な豆花はすごい。
有機大豆だからなのか…製法が違うのか…よくわかりませんが、例えると胡麻が練りこんであるような?濃厚な味です。
「花生豆花」(50元=約185円)
「八寶綜合豆花」(60元=約225円)
台湾でよく見かける「八寶」
「八寶綜合豆花」は色んな豆がたくさん入っていて、豆好きの私としては嬉しいです。
台湾では「八寶冰」とか、「八寶」という文字をよく見かけます。「八寶」というだけに八種類の豆とか芋とか雑穀などが入っていると思われます。
思いがけず「杏仁茶」を初体験
豆花を食べていると店員さんがそっと「杏仁茶」を持ってきてくれました。毎回出てくるかは不明ですが、サービスしてくれたみたいです。前から「杏仁茶」とはなんぞや?と気になっていただけにありがたかったです。
そして、この「杏仁茶」…美味すぎます。
このお店のが特別美味しいのか、「杏仁茶」というもの、そのものが美味しいのか、台湾偏差値がまだまだ低い私には判断がつかなかったのですが、このアーモンドのほのかな香り×ふんわりとした甘さ×茶葉の上品な香りがたまりません。すべてが遠慮がちにハーモニーを奏でて最高の状態になった、というかなんというか…とにかく繊細な味です。
これはもう、体験したことのない方には飲んでみていただくしかないです。
実は「杏仁茶」推しのお店?
お店を出てから気づいたのですが、店頭に思いっきり「杏仁茶」の提灯が。
店頭の注文代の一番目立つところには豆花のメニューがあったのでまったく気が付かなかったのですが、実は「杏仁茶」推しだったのでしょうか…どっちなんだ…。(だとしたらやっぱりこのお店の杏仁茶、特別美味しいのかも?)今後、ほかのお店でも注文してみようと思います。
幸福豆雲