2019年の今、台北で最も人気のある麺屋さんの1つと思われる『大師兄銷魂麺舗 忠孝店』に行ってきました。
1食1,000円以上かかるので台北ではちょっと高めですが、麺もスープも付け合せも全てレベルが高く、台湾と日本の麺料理を融合させたかのような逸品でした。
台北の若者で連日行列になっているのも頷けます。
ということで、『大師兄銷魂麺舗 忠孝店』についてご紹介します。
連日満員!『大師兄銷魂麺舗 忠孝店』
カフェ風な店内は若者で満員!
孝東路四段の大通りから一本裏道に入ったところに『大師兄銷魂麺舗 忠孝店』はあります。
ちょっと小汚い裏道ですが、ここのお店は大きなガラス張りと清潔な店内で、日本にもありそうなカフェ風です。
行列ができると聞いていたのでランチ時間をずらして2時すぎに訪れましたが、行列は無かったものの店内は満員。
店内利用は50分制限があるほどの人気で、いま台北で最も注目されるお店の1つです。
メニュー
メインとなる麺メニューは4つなのですが、2種類×2種類の組み合わせになっています。
- スープの辛さ
- 激辛
- 辛くない
- スープの具
- 牛すじと牛肉
- 牛肉
それぞれ日本語もついていますので、分かりやすいです。
お値段は、牛すじと牛肉なら280元(1,040円)、牛肉なら230元(850円)です。
日本のラーメン屋さんくらいの価格なのですが、台湾のお店にしてはお値段高めと言ってもいいと思います。
サイドメニュー(小菜)もいろいろとありますが、“推!”と書かれた定番のきゅうりをオーダーしてみました。
もう1つの”推!”は麻辣老豆腐で、よく火鍋に入っているのを見かける茶色く煮込まれた豆腐です。
大人気の混ぜ麺は台湾と日本が融合したような逸品!
麻辣半筋半肉湯+銷魂麺
麻辣半筋半肉湯+銷魂麺 280元(1,040円) きゅうり漬け 40元(150円)
激辛&牛すじと牛肉の入ったスープと混ぜ麺です。
店名にもなっている“銷魂麺”というのは、魂を奪われるほどの麺という意味です。
日本人からすると「つけ麺かな?」と思わせる見た目だと思いますが、食べ方はそうではなく、あくまでスープはスープ、麺は麺で分けて食べます。
▼麺
麺自体に味が付いており、日本の油そばよりも油感が少なめでサッパリしています。
台湾にある麺はどこか安っぽい感じが多いですが、ここの麺は名前負けしないほど美味しく、日本で出てきてもおかしくないというか、日本で食べたことがあるような気がするほどの麺です。
▼スープ
一方のスープはしっかり台湾の火鍋味。
麺にも辛味があるので、麻辣湯の方にすると、食べている間にどっちも辛い!となります。
麻辣湯は結構しっかりめの味付けだと思いますが、お肉につけるようにタレが付属しています(写真左下)。
具材の牛すじと牛肉はかなりのボリュームがあり、男性でも大満足、女性だとちょっと多いかもというくらいです。
牛すじは、すじ肉というよりは、コラーゲンの塊みたいな感じ(しかも量が多い)なので、苦手な人は牛肉オンリーの方をオススメします。
スープは台湾風、麺は日本風ということで、

台湾と日本が融合したような逸品だ!
と言いながら、夢中で一気食いでした。
男性の僕でもお腹いっぱいになるボリューム、濃いめの味付け、日本っぽさのあるオシャレ感と、どうりで若者に大人気なわけだ~と納得しました。
精燉牛肉湯+銷魂麺
精燉牛肉湯+銷魂麺 230元(850円)
こちらは辛くないスープに牛肉のみです。
麺は同じものです。
▼スープ
白湯スープのような色ですが、おそらく牛骨からとったスープだと思われます。
麺も辛いので、麻辣よりもこちらの方が麺と合うんじゃないかな~と思います。
こちらのスープはあっさりめなので、牛肉を付属のタレにつけて食べる方が美味しいです。
付け合わせの鴨血が美味い!
ちなみにどちらも付け合わせで鴨血が付いてきます。
台湾では鍋などにもよく入っている具材で、アヒルの血を固めたもの。
レバーほどしつこくはなく、見た目や名前から受ける印象ほど味や匂いはありません。
これ僕は元から好きだったのですが、妻は苦手であまり食べませんでした。
ところが、『大師兄銷魂麺舗』の鴨血を恐る恐る食べ、

う、うまい!!
と、なぜか麺やスープよりも、鴨血を気に入っていました。
苦手な人も多そうな鴨血ですが、『大師兄銷魂麺舗』のものは美味しいので、ダメ元で試してみてはいかがでしょうか。
アクセス
基本情報
住所:106台北市大安區延吉街137巷6-1號
営業時間:11:30~14:30、17:30~21:00(無休)
国父紀念館駅から徒歩3分、忠孝敦化駅から徒歩5分。人気のおしゃれスポット「松山文創園区」からも徒歩10分で行けます。