高雄で1番人気の朝食店
に行ってみよう!
看板メニューは湯包と燒餅らしい
ということで、高雄の超人気朝食店『興隆居(シンロンジュ)』というお店に行ってきました。
Googleのクチコミは4.2点で6,000件越えの高評価!
しかし、個人的な感想にはなりますが、味、雰囲気、オペレーションなど含め、全体的にイマイチだったと感じてしまいました。今回はその理由などを詳しくレポートしていきたいと思います。
高雄の大人気朝食店『興隆居』
1954年創業の老舗
1954年創業の老舗朝食店『興隆居』。
Googleのクチコミでもかなり評価が高く、高雄の朝食店と言えばココだそう。観光客にもファンが多く、リピーターも多い印象です。
行列覚悟で来るべし
平日の朝8時頃でしたが、すごい行列!
平日だったせいか、外国人はほとんどおらず、地元の方がバイクで乗り付けテイクアウトしたり、台湾人観光客が多かった印象。
一応11:30まで営業していますが、終了間際には売り切れていることも多いらしいので、早めに行った方がよさそうです。
回転はまぁまぁ早いですが、それでも結構待ちます。時間には余裕を持ってきてください!
看板メニューは「湯包」と「燒餅」
看板メニューは「湯包(汁だく肉まん)」と「燒餅(パイ)」です。
本来、「湯包」は「スープが閉じこめられた小籠包」を指すことが多いのですが、『興隆居』の「湯包」は汁たっぷりのジューシー肉まんです。
店先には大量のせいろとおばちゃん。「湯包(肉まん)」が絶え間なく蒸されていました。
せいろの湯気がすでに美味しそう。
行列が進んでいくと見える「燒餅(パイ)」。こちらも看板メニューさながら、次々と焼かれて出てきます。
いざ、注文!
注意:注文の難易度高め
『興隆居』は注文の難易度がちょっと高めです。
まずは、注文内容によって並ぶ列が違いますので注意!(2列に分かれます)
▶「湯包(肉まん)」だけを注文する列。
▶「燒餅(パイ)」と「湯包(肉まん)」を注文する列。
高雄は台北に比べて
注文の難易度が高いお店が多い気がする
メニュー
野菜まんには目がないのです
次々と現れる関門を突破すべし
関門① 繰り返しになりますが、まずは並ぶ列に注意
私は「燒餅(パイ)」も「湯包(肉まん)」も注文したかったので、右側の「燒餅 加 湯包」の列に並びました。
関門② 行列の終盤には無造作に皿とせいろ(with おばさん)
どうやら、皿を自分で取ってお盆にのせ、おばさんに肉まんの個数を伝え、肉まんを皿に乗っけてもらう必要があったようですが、何が何だか分からずスルーしてしまいました。
直後に気づいて、少し戻っておばさんに「肉まん1個ください!」と言って、なんとか事なきを得ましたが、正直焦りました。
「燒餅(パイ)」と「湯包(肉まん)」の列に並んでるんだから教えてくれても良さそうな物ですが、たまに「燒餅(パイ)」だけ買う人もいるんでしょうね・・・。
注文ムズ!
関門③ そのまま進むと「燒餅(パイ)」のおばさん
ここで私は「燒餅+油條(パイ+揚げパン)」の「半條(ハーフ)」くださいと伝えました。
看板メニューのところに書いてありますが、「燒餅(パイ)」には「燒餅+葱蛋(パイ+ねぎ卵)」や「燒餅+酸菜(パイ+漬物)」など、色々挟めるので好きな物を伝えてください。
関門④ そのほかにも欲しいものがあれば口頭で伝えよう
この辺は若干曖昧なのですが・・・
関門②で肉まんを注文し損ねそうになったトラウマで「自分からガツガツ行かないと、負ける…!」という謎の緊張状態になり「燒餅おばさん」を過ぎたらへんで
香菇菜包(しいたけ野菜まん)1個!
とでっかい声で叫びました。無事、気づいてもらえました。
関門⑤ 最後に飲み物を注文し、お会計
ここで、やっとゴール!最後にレジと豆漿(豆乳)などの飲み物が並んでいるので、ほしい飲み物を伝えてお会計してください。
この辺りで、おばちゃんに突然早口でまくし立てられたのですが、早すぎて全く聞き取れず・・・。別の店員のお姉さんが静止してくれたのですが、私何かしたのかな?と、めちゃ不安になりました(泣)。
結果、注文するだけでなんだかクタクタに疲れ果ててしまいました。なかなか珍しい経験でした…。
いざ、実食!
イートイン席は1階と2階があり、回転も速いのですぐに座れました。
湯包(肉まん)25元
『興隆居』の看板メニュー「湯包(肉まん)」です。(肝心な割ったところを撮り忘れました)
普通の肉まんより1まわり小ぶりなので、2~3つ注文するという方も多かったです。
キャベツがたっぷりで、肉の旨みより野菜の旨み多めの印象。優しい味わいのスープがたっぷり閉じ込められていました。
比較的薄味なので、タレを付けて食べるのが正解かも?野菜その物の旨みを感じたい人はそのままどうぞ。皮は厚めで、皮自体はとても美味しいです。
ただ、肉まんなのか、野菜まんなのか、その中間なのか・・・そんな若干パンチに欠ける味だと感じました。
『興隆居』の湯包の醍醐味はたっぷりの肉汁。しかし、我々はそもそも「汁萌え」がありません。小籠包より水餃子派です。よって、もしかしたら汁萌えな人にはウケる肉まんかもしれません。
個人的には、胡椒が効いた迪化街の『妙口四神湯』の肉まんや、国父記念館近くの『極品光復素食包子』の野菜まんのほうが数段美味しかったです。
ただ、これは
本当に好みによると思う
燒餅+油條 [半條](揚げパン入りパイ[ハーフ])32元
「湯包(肉まん)」と並んで看板メニューである「燒餅(パイ)」。
高雄に来る前に、台北で食べた「燒餅+油條」が革命的に美味しくて、『興隆居』でも油條入りを注文してみました。
とても美味しかったのですが、やはり台北で食べた燒餅には及びませんでした…。
鹹豆漿+蛋(卵入りシェントウジャン)45元
台湾朝食の定番「鹹豆漿」。普通に美味しかったです。
香菇菜包(しいたけ野菜まん)25元
夫婦ともども『興隆居』ではこのしいたけ野菜まんが1番美味しかったという意外な結果でした!しいたけと野菜の旨みが溢れてきます。
『興隆居』は「湯包(肉まん)」もキャベツの存在感が肉より大きかったので、総じて「野菜まんが美味しい店」という印象となりました。皮も厚くて好みの味でした。
まとめ
といわけで、期待感が高すぎたせいか、全体的に思ったより味は普通で、期待値は上回りませんでした。
また、待ち時間や注文の難易度に対する対価としての、味の満足度が少し足りないかなと感じた部分もあります。美味しいは美味しかったのですが・・・。
おばちゃんに突然まくし立てられたことによるショックも少なからず影響している気もします・・・(笑)。
クチコミを見ると、絶賛している人も結構いますし、本当に好き好きだと思います。老舗の人気店なので、気になる方は是非試してみてください!
アクセス
興隆居
住所:台湾高雄市六合二路186號(MRT市議會駅より徒歩2分)
営業時間:4時30分~11時30分(月火定休)