
台湾に来てから、スープの美味しさと奥深さのトリコ!
水餃子屋、お粥屋、台湾料理屋などに行く度にスープも頼んでいるのですが、今回はスープ専門店に行ってみました。
『永富魚丸店』は魚丸(魚のつみれ)スープの専門店です。
さすが専門店!とうなる美味しさでしたのでご紹介します。
『永富魚丸店』とは?
西門町の「西門紅楼」近く
『永富魚丸店』は、西門町の観光スポットである「西門紅楼」の近くの路地にあります。
営業時間は毎日9:15~21:00です。
朝ごはんでも、ランチでも、夜に飲んだ後でも、1日中オールマイティーに利用できるお店です。
店頭には「つみれ」が山積み
西門紅楼からお店に向かうと、店頭には『永富福州魚丸』に看板があります。

このデザインなかなかカッコイイ
店頭には、魚丸(魚のつみれ)がカゴに山積みされています。
この魚丸だけを買っていく地元民の姿もありました。
福州魚丸とは
福州とは、中国の福建省の福州市のこと。
魚丸とは、魚のつみれのこと。
福建省といえば烏龍茶で有名ですが、福建省福州市の名物は魚丸なのだそうです。そこから渡ってきた料理が今も台湾で愛されているようです。
ちなみにこの福州魚丸。Amazonでも買えます。
絶品の魚丸スープ
メニュー
店頭にもメニューが掲げられていますが、注文するときには、上のようなメニューが書かれた紙に記入するので、店内でもゆっくり選べます。
左側がスープのみの値段です。
右側はそのスープに、麺、ビーフン、春雨の3種類から選んで追加した場合の値段です。
福州魚丸湯、香菇丸湯、蛋包湯(上2つといちばん下)は「湯」がついているので、さらっとしたスープです。
その他は「羹」がついているので、とろみのあるスープです。
定番メニューを頼んでみた
メニューの上2つが定番なのだろうと思い、それらを注文してみました。
福州魚丸湯
魚丸が3つ入ったシンプルなスープです。
味は結構しっかりめです。人によってはちょっと塩味が濃いと感じるかも。
魚丸の中には、醤油味で煮込まれた豚肉が入っています。
中の豚肉も美味しいのですが、特筆すべきは白い魚丸自体の旨みです。しっかりと味がついていて、豚肉にも負けない美味しさです。
香菇丸湯+ビーフン
こちらのスープはあっさりめ。
もしかすると、スープ自体は濃いめで、麺・ビーフン・春雨を入れるとちょっと薄まるのかもという疑惑があります。
焦がしたニンニクの皮が入っており、香りと味のアクセントになっています。
あとは具材にニラともやしが入っています。
こちらの魚丸の方が、日本人がイメージする魚のつみれです。
魚を骨ごとつみれにしたかのような魚感の強い味です。魚好きにはたまらない美味しさです。
食べるラー油で味変え
テーブルには、食べるラー油のようなものと、辛味噌が置いてありました。
食べるラー油のようなものを試しましたが、結構辛いです。でも魚丸に合う味なので食が進みます。
再訪:とろみスープも試したい
初回訪問時は定番メニューの「湯」だけの注文でしたが、とろみスープ「羹」も気になります。
ということでさっそくリピートしました。
「湯」と「羹」
今回は「湯」と「羹」の両方を試してみました。
福州魚丸湯+麺
定番の魚だんごスープに麺を投入しました。
前回はスープだけだと塩けがきつかったのですが、麺を入れるとちょうどよくなりました。
「湯」のスープは鶏ガラベースだと思われます。
綜合羹+ビーフン
「湯」の鶏ガラベースのスープと比べて、とろみスープである「羹」は魚ダシベースでした。
どちらも美味しいので好みの問題になりますが、僕は「羹」の方が美味しいと思います。
こちらのメニューは「綜合羹」なので、色々な魚だんご・つみれが入っています。細長いつみれはイカが入っているような感じでした。どれも美味しい!
魯肉飯(ルーローファン)も食べてみた
スープがとても美味しいので、魯肉飯(ルーローファン)も気になって注文してみました。
なんだかドライカレーのような見た目。五香粉が効いています。総合的には普通でした。
それより驚いたのは、前回は気づかなかったのですが、テーブルに置いてあるキムチ。
店内にテーブルが10個くらいありますが、キムチは2~3個しかありません。
このキムチがかなり美味しいです(ただし激辛)。
日本らしい甘いキムチが好きな僕も、本場韓国らしい酸っぱいキムチが好きな妻も、両方が満足できる絶妙の美味しさでした。
魯肉飯にキムチ。結構合います。
再々訪:あれは、いなり寿司?!
また『永富魚丸店』に行ってみました。入口でふと、いなり寿司のようなものがあることに気づき、気になって注文してみました。
いなり寿司
豆皮壽司40元(140円)です。
メニュー名からしてもいなり寿司っぽいですが、食べてみるとやっぱりいなり寿司!
1つだけ違うのは皮が分厚くて固めであること。
味は日本のいなり寿司に似ているので、ちょっと日本食のような感じがして落ち着きます。
豚肉スープ
ついでにスープも。赤肉羹45元(170円)です。
相変わらず美味しいスープに豚の赤肉が入っています。
『永富魚丸店』は魚団子スープがオススメですが、魚が苦手な人は豚肉スープにしてもよいと思います。
西門町の名店としてオススメしたい
『永富魚丸店』は西門町の中でもかなりレベルの高い名店だと思います。
スープ、麺・ビーフン・春雨が食べたくなったらぜひ試してみてください!

あと、キムチを見つけたらぜひ食べてみてくださいね!