せっかく台中に来たということで、台中発祥の有名火鍋店『鼎王麻辣鍋(ディンワンマーラーグゥオ)』に行ってきました。
この『鼎王麻辣鍋』は、店舗数はそこまで多くないものの、台湾全土にある有名チェーン店です。WEBサイト(日本語)もしっかり作り込まれていて、とても近代的なお店です。WEB予約(英語)も可能。
店内が清潔で、サービスも良く、火鍋の味も良かった!
そんな『鼎王麻辣鍋』は、新鮮な食材と美味しい火鍋スープで大満足できるお店でしたので、ぜひご紹介したいと思います。
『鼎王麻辣鍋』とは?
台湾全土に店舗展開する人気火鍋店
1991年に台中にある夜市に小さな1号店がオープン。創業者が長きにわたる料理人としての経験を元に、独自の麻辣スープを作り、それが評判になって店舗をどんどん広げていったそうです。
現在は、台中に3店舗、台北に2店舗、高雄に2店舗、桃園に1店舗、新竹に1店舗、香港に1店舗がある人気火鍋チェーンとして営業しています。
中華風の衣装を着た従業員が深く丁寧なお辞儀をする、そんな所作も有名。台湾では珍しい接客です。
清潔な店内
3ヶ月にわたる台湾滞在も終盤。基本的に小吃店で台湾B級グルメばかり食べていた僕らにとって、清潔でオシャレな『鼎王麻辣鍋』の店内は久々に居心地が良く、くつろげました。
テーブルやイスが清潔なのはもちろん、火鍋のタレや食べ放題のご飯などの汚れがちなところも常に綺麗に掃除されており、とても安心できました。仕事関係の食事する場合や、B級グルメの小汚い所が嫌いな方も、万人にとって安心なお店だと思います。
アンティークっぽい家具や、壁には書画もあり、中華っぽいオシャレな雰囲気です。
アクセス
住所:台中市西屯區精誠路12號
営業時間:11時30分~22時00分
今回は『鼎王麻辣鍋 精誠店』に行きました。台中駅から北西に伸びる台湾大道二段の南側には多くの飲食店が立ち並んでいます。(北側は飲食店が少ない)『鼎王麻辣鍋』も南側の飲食店群の1つで、滞在先のスプレンダーホテル台中から徒歩10分ほどの距離にありました。
メニュー
店舗のエリアによって異なる
台湾北部 OR 台湾中南部 OR 西門町成都店&忠孝店で、メニューが異なります。
ざっと見たところ、肉系のメニューの種類や価格が微妙に異なるようですが、大きな違いはなさそうです。
注文方法
まずは基本の鍋スープを注文
『鼎王麻辣鍋』はまず基本の鍋スープを注文し、それから具材を追加していく形式になっています。
鍋の種類は台湾でスタンダードな以下3種です。
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麻辣鍋
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酸菜鍋
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鴛鴦鍋(スープ2種類)
強い希望が無い限りは、2種類のスープ半々になっている鴛鴦鍋がおすすめです。
麻辣鍋の方には鴨血と豆腐が入っており、酸菜鍋の方には酸白菜、トマト、豚バラ肉が入っています。
鴛鴦鍋の価格は150元+120元×人数となっていて、例えば2人だと390元(約1,400円)になります。
そこに、追加で好きな具材を注文していきます。具材分の料金をどんどん足していく方式なので、台湾(台中)のご飯代としては高めになりますが、日本で火鍋を食べるのと同じくらいになると思います。
タレとごはんはセルフ(無料)
『鼎王麻辣鍋』ではセルフになっているモノが2つあります。
1つはタレ。以下の2種類です。
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麻辣沾醬
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酸菜沾醬
麻辣沾醬は、辛いタレではなく、むしろ逆で、麻辣鍋を食べるにあたって辛さを和らげるタレで、ぽん酢のような感じ。
酸菜沾醬は、酸菜鍋を食べるにあたって酸味を和らげるタレで、ごまだれのような感じ。
鍋スープ2種類×タレ2種類
で楽しく食べられます!
もう1つのセルフがごはん。
炊飯器がドーンと置いてあります。
茶碗は台湾サイズよりもさらに小さいです。日本人的にはもうこれ湯呑でしょ?!という感じ。でもまあセルフで食べ放題(無料)なので、何度もおかわりして食べました。
いざ、実食!
新鮮な具材を入れて食べる火鍋
鍋に追加で具材をオーダーしました。まずは、ラム肩ロース。
写真のお肉を見ても分かる通り、普通に綺麗なお肉で、日本の火鍋店で出てくるのと違いは分かりません。(むしろこっちの方が良い肉かも)
豚肩ロース、しめじ、きくらげ、キャベツなど。
追加の具材だけで1,000元(約3,700円)くらいになるかと思います。鍋スープの基本料金を合わせると2人で1,400元(約5,200円)くらいですね。
やっぱり日本で火鍋を食べるのと同じくらいのお値段で、台中での食事代としてはかなり高い方かと。
鍋が出来上がったら、あとはセルフで持ってきたタレとごはんで食べるだけ!
2人で火鍋をたら腹食べることができました。
実はお茶も美味しい
最初に席につくと、持ってきてくれたのがこのお茶。
これがフルーティーな感じで美味しく、火鍋にも合います。いいお茶でした。
最初にお茶でホッとして、火鍋を燃えるように食べつつお茶でクールダウンし、食後にまたお茶でホッとする感じです。
まとめ
店員さんも親切で丁寧、お店は清潔、具材は新鮮と全てのクオリティーが高い火鍋店でした。その分、お値段も日本で食べるのとそう変わりません。
じゃあ日本で食べればいいじゃん!
という気もしてしまうほど・・・
そう考えると1週間程度の旅行で台湾(台中)に行って、ここで食べる意味があるのか?というと微妙なところではあります。
僕たちの場合は2ヶ月以上の旅の終盤ということで、台湾B級グルメにも疲れて、クオリティー高めの食事を求めてしまったという感じです。それでも妻は、台中で行ったレストランで
『鼎王麻辣鍋』が1番よかった!
と言うほどのお気に入りです。
・接客が丁寧
・食材が新鮮
・火鍋スープが美味しい
コレが揃えば、万人におすすめできる火鍋店であることには間違いありません。
ただ、逆に、台湾のローカルフードを食べたい!という方や、コスパの良い店をまわりたい!という方にはオススメできないお店だと思います。
台北にも、台北長安店(忠孝新生駅近く)や、台北光復店(忠孝敦化駅近く)に『鼎王麻辣鍋』がありますが、店内もほぼメニューも同じような感じです。
ちなみに、台北で火鍋を食べるならこちらもおすすめです▼
今回行った『鼎王麻辣鍋(精誠店)』
住所:台中市西屯區精誠路12號
営業時間:11時30分~22時00分