日本人観光客にとても人気の台北・中山エリアにある『天香回味』でモンゴル式火鍋を食べてきました。
このお店、日本でも銀座や赤坂などに出店している有名店なんです。
日本の店舗は未経験なのですが、火鍋のお店には何度か行ったことがあります。
そんな僕が、
『天香回味』はどんなお店だったか?
モンゴル式火鍋と中国式火鍋はどう違うのか?
をご紹介します。
『天香回味』のモンゴル式火鍋とは?
入口に突然のドラ
普段は入口にあるドラを鳴らして歓迎してくれるそうですが、満員御礼で店員さんが大忙しだったためか、鳴らしてもらえませんでした。
ときどき、お客さんの入店に合わせてドーンと音が鳴って賑やかです。
店内は、台湾人だけでなく日本人の観光客も多く、人気の高さがうかがえます。
店員さんにも日本語ができる人がいるため、日本人ということが分かるとその店員さんにバトンタッチしていました。
スープはやっぱり2種で!
火鍋といえば、辛いスープと辛くないスープの2種がスタンダードだと思います。
日本語を話す店員さんのオススメもこれ。どちらか1種だけにしたり、ベジタリアン用のスープもあるそうですが、ほとんどの人が2種スープで火鍋を楽しんでいました。
スープを味わってみて、モンゴル式と中国式の違いを考えてみましたが、個人的に出た答えはコレ。
・中国式 →より刺激が強い、パワーがある感じ。
・モンゴル式 →薬膳や香辛料によってより健康になれる感じ。
モンゴル式は、香辛料の成分によるのか、カレーっぽい香りがします。
日本語を話す店員さんの食べ方指南としては、最初に肉や団子、次にきのこ・その他、最後に野菜を入れて食べるとのことでした。
やっぱり羊肉!
高級な和牛などもメニューにありますが、モンゴル、火鍋、といえば羊肉が合います。安いし美味しいです。
写真の手前が羊肉。奥が豚肉です。この量で1人前とボリュームあり。4人で食べに行ったのですが、羊肉3人前と豚肉1人前でお肉は十分でした。
台湾定番の「鴨血」
日本ではあまり馴染みがありませんが、火鍋といえば「鴨血」です。
名前の通り鴨の血を固めたもので、ちょっと引いてしまう人も居ると思います。
しかし、勇気を出して食べてみると、意外にもレバーよりもクセはありません。プルプルとしていて食感が楽しく、鉄分などの栄養が豊富なので体にも良いです。
変わり種「イカスミソーセージ」
変わり種としてイカスミソーセージを注文してみました。
冷凍されたままの黒いソーセージが出てきましたが、火鍋に入れて解凍して食べると、イカスミの旨みが広がる美味しさです。
きのこや野菜
お肉、鴨血、イカスミソーセージ、魚団子などを楽しんだあとは、きのこと野菜で〆ます。(日本らしい炭水化物での〆としては米麺がメニューにありました。)
きのこは盛り合わせを頼み、種類豊富。
野菜は春菊とパクチー。さっとくぐらせて半生で食べました。
注文必須の「金絲恋餅」
『天香回味』に来たら絶対に頼んでほしい逸品が「金絲恋餅」です。
モンゴル式のパンのようなもので、表面の焼き色が付いている部分はパイにも近いです。
これが美味しい上に面白いのです。
こんな感じで上下に伸びます。麺のよう。
見た目で盛り上がって、しかも美味しい。火鍋の口直しにもなると、一石三鳥の活躍です。
デザート「チアシード」
頼んでいなかったのですが、最後にデザートが出てきました。
温かいチアシードです。火鍋で温まった体を冷やさないためにも、温かいデザートはちょうどよかった気がします。
結局、モンゴル式火鍋ってどうなの?
モンゴル式火鍋の感想
結論から言うと、超オススメです。中国式火鍋より断然気に入りました。
日本で何度か中国式火鍋を食べてきた僕ですが、食べている間は汗をかいて元気になっても、食べ終わると疲労困憊してしまっていました。火鍋のパワーに身体が負ける感じがするんです。
火鍋って美味しいんだけど疲れる!
という印象がありました。
それに比べてモンゴル式火鍋は、より健康に配慮した薬膳・香辛料は刺激が強すぎず、食べ終えても疲労困憊することはありませんでした。美味しくて、しかも何だか健康になった気がする火鍋です。
あとは、せっかくモンゴル式火鍋のお店に来たのであれば、鴨血と金絲恋餅はチャレンジしてみてほしいです。おいしいですよ~!
アクセス
天香回味養生
中山駅徒歩3分ほどの場所にあります。
昼は11:30~14:30、夜は17:00~23:30の営業です。
※Googleマップでは「天香回味養生鍋」表記でした。そのほかのサイトでは「天香回味養生煮」などと表記されている場合もありました。ややこしい・・・