観光客に人気の雙連・中山エリアには有名店が多いですが、中でも台湾人の友人が真っ先にオススメしてくれたのが『阿桐阿寶四神湯(アートンアーバオスーシェンタン)』でした。
店名にもなっている「四神湯(スーシェンタン)」という豚モツの薬膳スープが名物です。
四神湯は苦手な日本人もいると思いますが『阿桐阿寶四神湯』の四神湯はクセや臭みが全く無く、初めて四神湯を食べる人にもオススメです。
お店の様子、メニュー、実際に食べてみた感想をご紹介します!
雙連の名店『阿桐阿寶四神湯』
台湾人がおすすめする大人気店
今回の台湾旅行で宿泊するホテルが雙連・中山エリアだと台湾人の友人に話すと・・・
オススメのお店がある!
と真っ先に教えてくれたのが『阿桐阿寶四神湯(アートンアーバオスーシェンタン)』でした。
調べてみると1977年創業で、阿桐さんと阿寶さんがオーナーのお店なのだそうです。Google Mapのクチコミのは7,000件以上で評価が4.0!その人気ぶりを示しています。
もともとモツが好きで四神湯も大好きな僕は、
絶対に『阿桐阿寶四神湯』は行こう!
と要望を出しました。するとスケジュール担当の妻は、なんと1日目のホテルに着いてすぐ、深夜飯としてぶっこんできたのでした。いざタクシーに乗ってホテルを目指していると、運転手さんが「あそこ美味しいよ、24時間営業」と指差したのが、まさかの『阿桐阿寶四神湯』というサプライズ。
あそこ24時間営業なの?
いや、違うはず。11:00~朝5:00
・・・ともかく、『阿桐阿寶四神湯』をオススメする台湾人が身近に2人も現れたことで、否が応でも期待は高まります。ホテルにチェックインして荷物を下ろし、さっそくお店に向かいました。
深夜でも大混雑
時間は夜の0時を回っていたのですが、店内は満席。次から次へと持ち帰り(外帯)のお客さんもやってきます。
さすが大人気店
お店の兄さん(赤い服の1番左の方)もテキパキとお客さんの注文と会計をこなしていおり、たぶん、ちょっとだけ日本語と英語ができます。
メニューも少ないので言葉が分からなくてもあまり問題はありませんが、四神湯の中国語「スーシェンタン」だけ覚えていけばスムーズに注文できるかと思います。
メニュー
四神湯はマスト!
▲こちらがメニュー。
6品しかないこともあって非常に分かりやすいです(日本語表記もある)。
▲なんかかっこいいオールスター写真が公式FBにありました。(左から) シューマイ、肉まん、豚肉スープ、四神湯、肉ちまき、魚団子スープ。
メニューに「シューマイ」と書いてありますが、これを見る限り「水餃子」に見えますけどね・・・。注文してないので謎のままです。店名にもなっている四神湯はマストとして、あとはお好みでどうぞ!
2023年追記:久々にチェックしたら、我々が訪問した2019年から全体的に10元値上げしていました。なので、現在四神湯は70元です。
いざ、実食!
お目当ての四神湯と、妻は肉ちまき、僕は肉まんを注文。
移動で疲れた体に染みる深夜飯です。
四神湯(スーシェンタン)
▲四神湯 60元(230円)
豚モツ、ハトムギ、蓮の実がゴロゴロと入ったスープです。まずスープを飲んで思ったのが、
めちゃくちゃアッサリしてクセがない!
ということ。豚骨ベースで味付けは塩だけのシンプルスープです。
むしろこれで台湾人は満足なの?というくらいのアッサリさで、薬膳スープが苦手な方でも『阿桐阿寶四神湯』のスープは大丈夫だと思います。
豚モツも、新鮮だからでしょうけど臭みやクセは全く無く、よく煮込まれて柔らかいです。
スープも豚モツもとてもアッサリしているので、四神湯が初めての人にも、僕のようなモツ好きにもオススメです。
なんか僕の写真だと美味しそうじゃないので、公式FBの写真も載せておきます▼
調味料たち
▲そして、テーブルの上にはちょい足し調味料があります。
“むしろこれで台湾人は満足なの?というくらいのアッサリさ”と書いたのですが、実はこの右側にある謎の透明な液体をちょい足しして食べるようです。
これは當歸酒(ダングイ酒)というもので、漢方薬としても用いられる當歸(当帰)をお酒に漬け込んだものです。調味料として置いてあるのでアルコール分が抜けているのかと思いきや・・・
なにこれ、そのままお酒じゃん!
モロにお酒でかなり苦いので、下戸な僕たちは味見だけにしておきました。
お酒がいける人は様子を見ながらちょい足しして四神湯をさらに楽しんでみてください。
肉粽(ロウヅォン)
▲肉粽 50元(190円)
豚肉、しいたけ、栗、たまごなどの具材がゴロゴロと入ったちまきです。
モチモチしたお米も美味しく、四神湯と合わせるのにピッタリです。
ちまき好きな妻も満足な様子でしたが、欲を言うとやっぱり王記府城肉粽の方が美味しかったです。
肉まん(ロウバオ)
▲肉包 20元(80円)
普通の肉まんです。
お店の一角に肉まんが入ったケースが山積みになっており、別の店(メーカー?)の名前が入っていたので、おそらく自家製ではなく仕入れた肉まんを蒸しているのだと思います。
割ってみてビックリ。
中身は結構スカスカというか、具材が全体に行き渡らずに塊になってしまっていました。
皮も中の具材も不味くはないというか普通に美味しいですが、とびきり美味しい肉まんという訳ではありません。
アクセス
阿桐阿寶四神湯
住所:台北市大同區民生西路151號
営業時間:11:00~朝5:00(無休)
WEBサイト:https://www.facebook.com/234096759957853/
雙連駅の2番出口から西に徒歩5分、僕たちが宿泊したヴィアホテルロフトからは徒歩10分です。
ガッツリとした夕飯という感じのお店でもないので、小腹が減った時や深夜に四神湯を目当てに行くのが正解だと思います。