台湾の料理を食べて思うのが、
とにかく野菜が少ない!
ということです。
「素食(ベジタリアン食)」のお店に行けば少ない種類ながらも野菜を食べられますが、全体的には日本で自炊していた頃より野菜が圧倒的に食べられていません。
その代わり(?)に果物を買って食べるようにしています。
南国ということもあって、野菜より果物の方が育てやすいのか、野菜を買うより果物を買ったほうが全然安いです。
台湾に来るまで知らなかった果物もあって、色々と試しています。
南国と言っても一応季節はあるので、台湾の真冬の2月に食べられる果物について、味やお値段をご紹介したいと思います!
人気の果物屋『沐榮水果專賣店』
カメラ通りにあるフルーツショップ
西門町~台北駅のあたりで散歩していると、いくつも果物屋を見かけます。
なかでも、北門からカメラ通りを南下するとある『沐榮水果專賣店』という果物屋はいつもお客さんが入っていて人気があるようです。
はじめは気付いていなかったのですが、上の写真で赤枠で囲った部分もこのお店です。レジを挟んで2部屋分がお店になっています。
沐榮水果專賣店 アクセス
毎日7:00~0:00まで営業しており、随時フルーツが補充されています。
2023年現在、こちらの「沐榮水果專賣店」は閉業中です。
たくさんのフルーツが並ぶ店内
果物もたくさんの種類が所狭しと並べられており、値段も明確に記載されているので安心です。
果物の値段は2種類あり、1個単位で値段がついているもの、重さ(斤=600g)単位で値段がついているものがあります。
自分で果物を袋に入れてレジに持っていくのですが、重さ単位で値段がついている果物はそれだけを1袋にして持っていく方が重さ測定と会計がスムーズになります。
2月の台北で食べたフルーツ
蜜棗(インドナツメ)
▲冬(12月~2月)が旬ということもあって、安くて美味しく、いちばん多く食べたのがインドナツメです。
大きさや出来の良さ(?)で値段が異なっていて、1斤49元~90元くらいまで3段階に分けられていました。
いちばん安い1斤49元のインドナツメを買ってみましたが、8~10個で1斤(600g)くらいになります。1個5~6元(20円)くらいでしょうか。
▲真ん中に種があるのでナイフをぐるっと1周して切り込みを入れ、ひねると半分に割れます(アボカドと同じ切り方)。
写真の右側がインドナツメです。(左は一緒に買った西洋梨)
▲種を取り除いて、皮をむき、1口サイズに切って食べます。
写真の右側がインドナツメで、左側が西洋梨です。
インドナツメの味は、甘みをサッパリさせた梨という感じで、とても美味しいです。
西洋梨
▲インドナツメと一緒に買って食べた西洋梨です。
日本で売られている西洋梨(ラ・フランス)は皮が緑色のイメージですが、ここ台北で売られていた西洋梨は皮が赤色でした。
1個10元(40円)くらいです。もしかしたら台湾産ではなく輸入品かも?
味については、日本で売られている西洋梨(ラ・フランス)と全く同じです。
台湾に来てわざわざ食べる必要は無さそうですが、日本の半額以下なので好きな方には嬉しいかも。
木瓜(パパイヤ)
▲台北では木瓜牛奶(パパイヤミルクティー)を看板に掲げるお店がたくさんあるほど親しまれている果物です。
2~3月、7~10月が旬ですが、ほぼ1年中食べられるようです。
3個で100元(380円)、1個で35元(130円)で販売されていました。
▲半分に割ると黒い種がぎっしり。
2人で食べるなら半分もあれば十分です。
▲種を取り除いて、皮をむいて、一口サイズにして食べます。
パパイヤというと、日本ではタイ料理の青パパイヤのサラダを思い浮かべますが、熟した果物として食べたのは初めてです。
味については、甘みの少ない赤肉メロンという感じだと思います。暑い台湾では日本のような甘い果物よりも、サッパリとした甘みの果物の方が食べやすくて良いです。
仙桃(カニステル)
▲日本では全く見かけたことのない仙桃(カニステル)です。
ググってみると、台湾でも珍しい、珍品、見かけたら幸運という記載があるのですが、この果物屋にはいつも売っているので、それは言い過ぎだと思われます。
旬は12~1月のようなので、冬場であれば普通に売っているのではないでしょうか。
1斤(600g)で28元という値段です。1個だと1斤を少し超えるくらいなので、30~40元(110~150円)になります。
▲半分に切ると真ん中に黒い種があります。
この果物が変わっているのは、果物=みずみずしいのイメージをぶっ壊してくるところです。
ゆで卵の黄身のようと言われているのですが、日本人にとってもっと近いイメージは、かぼちゃの煮物(しょうゆ抜き)だと思います。
果物なのに、煮てないのに、そのまま食べているのに、かぼちゃの煮物なのです。
ちょっと頭が混乱してくる感じですが、決して不味くはありません。美味しい訳でもないですが・・・。
ネタのために台北に来たら食べてみると良いと思います。
火龍果(ドラゴンフルーツ)
▲旬は6~10月なのですが、冬でもお店に並んでいます。
おそらく季節でない分、高いのだと思います。
中が白いドラゴンフルーツで1個100元(380円)くらい、中が赤いドラゴンフルーツで1個150元(570円)くらいしました。
日本で見かけるものより一回り大きいように思いましたが、それでも高い・・・。
赤い皮は手でペロンとめくれますので、中の果肉部分を一口サイズに切って食べます。2人であれば半分で十分だと思います。
柔らかくてスッキリした甘さでとても美味しいです。
でも高いので買わなくなりました。旬の時期ならもっと安いのかな~。
甜蜜李(すもも?)
▲「甜蜜李 7粒100元」と書いてあるのですが、「甜蜜李」で調べてもよく分かりませんでした。
李=すももであり、見た目も味もすももなので、すももだと思います。
7粒もいらないので、1粒だけにしたところ15元(60円)でした。
▲綺麗な断面で、真ん中に種があります。
味はすもも。普通に美味しいですが、わざわざ台湾で食べることもないかもしれません。
百香果(パッションフルーツ)
▲写真手前の青い(黒い)果物がパッションフルーツです。
旬は夏7~8月のようですが、冬でも流通しているようです。1粒10元(40円)と高くもなく、しかもビックリするほど美味しかったです。
▲真っ二つにするとこんな感じ。ちょっとグロい。
種ごとスプーンですくって食べます。爽やかな酸味とほのかな甘味が絶妙で、種をポリポリ食べるのもまた良し。とても気に入りました。
まとめ
台湾の冬のフルーツ、食べなきゃもったいない!
台湾のフルーツといえばマンゴーですが、マンゴーは夏のフルーツ。冬には出回らないそうです。
冬の台湾でも、今が旬のフルーツや、1年中出回っているフルーツにも挑戦してみてほしいです。
おすすめは、インドナツメとパパイヤとパッションフルーツ!
ぜひお試しください!