台湾生活の中で何度もリピートしている西門町の『山珍海味』のお惣菜をご紹介したいと思います。
台湾料理というと、魯肉飯(ルーローファン)や牛肉麺など、肉メインでどうしても野菜不足になってきます。そこで、ぜひ行ってみてほしいのが、
ビュッフェ形式で自分の好みのお惣菜でお弁当を作れる「自助餐」のお店です。
「オリジン弁当」に似てるかも
記事の後半は実際に『山珍海味』で自分たちで作ったお弁当を何パターンも紹介しています!
テイクアウトはもちろん、店内は清潔でイートインスペースも充実しています。
もし興味があれば、ローカル民に混じって、ぜひ『山珍海味』で自分好みのお惣菜を見つけてください。
地元民に大人気のお惣菜屋さん『山珍海味』
お昼時はローカル民で行列
大人気の『山珍海味』はお昼時ともなれば、店の外まで行列ができます。
テイクアウトのお客さんが大半なので回転は早いです。
上記の写真くらい並んでいても、すぐに購入できるので並んでみましょう!
「自助餐」という台湾のビュッフェスタイルとは?
『山珍海味』は台湾でよく見かける「自助餐」というビュッフェスタイルです。
店内にずらっとおかずが並んでいるので、指差しでお弁当に入れてもらいます。
中国語ができなくても指さしでOKですので安心!
店内は写真NGのようなので、写真はありませんが流れを説明します。
注文方法
①入口で「店内で食べる or 持ち帰りするか」を申告する。
※持ち帰りなら「外帶(ワイダイ)」とか「to go」と言う、または外を指差せば通じます。
②ご飯をよそうか聞かれるので(たぶん)、頷けば、ご飯を入れてもらえます。
③そこからおかずがずらっと並ぶゾーンになるので、好きなものを指差して入れてもらいます。
※肉や魚などのメインっぽいおかずは1個あたりで料金が加算されます(たぶん)。
※野菜などの副菜は1種類あたりで加算されるので、量はおばちゃん次第。
※量的には、メイン1つ、副菜2つくらいがバランスが良いです。
④次にスープも販売しているので、欲しければ、よそってあるのを取ってお会計に行けばいいです。
⑤最後にお会計。おばちゃんが電卓で計算して料金を言ってくるのでお金をだせばOK。
※計算が合ってるのかサッパリですが、ものすごい速さでおかずの料金を計算してくれます。
『山珍海味』アクセス
『山珍海味』は西門駅と台北車庫駅の中間あたりにあります。西門ホテル(Ximen Hotel)の横の路地を入ったところです。西門駅からは徒歩5分ほどです。
営業時間は、昼10:30~14:00、夜16:30~20:00です。
『山珍海味』で作ったお弁当を紹介
連日のように通ったので、すごい種類のお弁当を作成してきた我々です。
テーマ別にご紹介!
野菜が食べたくて・・・
野菜が食べたくなり、初めて「山珍海味」に行きました。
まだ勝手が分かっていなかったので、2つとも盛りすぎになってしまいました・・・。
左のお弁当は、メインが腸詰めと角煮で、副菜がししとう炒めとネギ炒めとカリフラワー炒めです。
右のお弁当は、メインはなし、副菜が蕪の葉(?)炒め、芋と卵、ごぼうサラダ、芋のつる(?)サラダです。
この2つで195元(740円)です。安い、早い、美味い!
チキン弁当2種&薬膳スープ
ガッツリしたチキン弁当2種です。
上のお弁当は、メインが蒸し鶏、副菜がピーマン炒め、たけのこ炒めです(奇しくもチンジャオロースーのようになってしまいました)。
下のお弁当は、メインがフライドチキン、副菜が茹でキャベツ、ゴーヤと煮干しの炒め物です。
そしてスープがこちら。
コンビニでも買っていた四神湯です。薬膳スープはもちろん、具のモツやハトムギも美味しいです。
チキン弁当2種とスープで195元(740円)です。メインをがっつり入れて副菜を減らしているのですが前回と同じ値段になりました。
▼コンビニで買った四神湯についてはコチラ
控えめ弁当&がっつりスープ
上のお弁当が、メインなしで、副菜がレバー炒め、きのこ炒め、冬瓜炒めです。
下のお弁当が、メインなしで、豆腐炒め、にんじん卵炒めです。
どのおかずを選んでも美味しいのがすごい!
こちらは鶏スープ。
ごろっとしたチキンが入っていて、これがメインになるくらいでした。
お弁当2つとスープで125元(470円)と安い!メインを入れないと安いです。あとスープは10元や15元程度なのでかなりお得だと思います。
美味しいのでリピート&新たにチャレンジ!
リピート品が多めです。
左のお弁当が、メインが角煮、副菜がキャベツ炒めとたけのこ炒めです。すべてリピートですが安定の美味さ。
右のお弁当が、メインなし、副菜にゴーヤと煮干しの炒め物がリピート。他の2品が新しいものにチャレンジなのですが、1つは瓜のようなピーマンのようなものの炒めものです。もう1つはモツ系かと思いきやたぶん豚の皮の炒めものでした。ちょっと脂っこかったのでイマイチでした。
合計で140元(530円)でした。
春節明けで久しぶり弁当
春節(旧正月)の間は営業しておらず、1週間ほどここの弁当を食べられませんでした。
ということで久しぶりに買った弁当です。
1つは、お気に入りの蕪の葉(?)炒め、レバー炒めに、新しく酢豚っぽいものを足しました。ケチャップ味の酢豚で美味しいです。
もう1つは、とんかつ、卵炒め、瓜のようなピーマンのようなものの炒めものです。
とんかつは薄いです。他の肉料理の方が良いと思います。
2つで145元(550円)でした。メインがとんかつだけなので安いようです。
緑弁当と茶色弁当
この日は、別に台湾おにぎりがあったので、1つめの弁当はご飯なしです。
緑系の野菜の炒め物ばかり3種です。
2つめは、メインが豚肉焼き、副菜が麻婆豆腐と枝豆です。
豚肉焼きは美味しいのですが、骨が邪魔で食べにくいです。台湾の肉料理は全般的に骨が多いので日本人には慣れないですね。
麻婆豆腐は普通ですが、枝豆は美味いです。枝豆オススメ。
合計で155元(590円)でした。1つのお弁当がご飯なし、メインなしなので安いです。
初めて魚に手を出してみた
なんとなく手を出しにくかった魚料理。ついに魚弁当にしてみました。
銀だらのようなカレイのような白身の魚のフライです。これが意外に脂がのっていて美味い!
副菜に、お気に入りのゴーヤ炒めと、緑が必要に感じたのでチンゲン菜です。
こちらは新作ばかりのお弁当。
メインはチキン。甘ダレが美味しいです。副菜にスナップエンドウと春雨です。
こちらは魚団子スープ。
スープはどれを選んでも安定の美味しさです。
今回は弁当2つにスープ1つで205元(780円)です。魚が結構高いのかもしれません。
味噌汁付き弁当
メインは豚ロース焼き。見た目で生姜焼きかなと思ったのですが、生姜は効いていない焼肉でした。
副菜として青菜炒めと瓜の煮物?です。キュウリの化物のような、冬瓜のような、瓜系の野菜はトロッとしていて種まで美味しかったです。
メインは豚の角煮のようなもの。でも骨付きです(食べにくい・・・)。
副菜は、お気に入りの枝豆炒めと、キャベツ炒めです。
そして初めて見かけた味噌汁です!
鰹節がそのまま入っているので、鰹節の出汁感が強い味噌汁でした。具は豆腐。
久し振りに味噌汁を食べたので懐かしい美味しさでした。
こちらは卵スープ。謎の緑の野菜も入っています。薄味でした。
今回は弁当2つにスープ2つで215元(820円)です。
黒い謎のスープ付き弁当
この日はちょっとガッツリめの弁当です。
左の弁当は、メインがケチャップ味の豚肉(リピート)で、副菜に卵とブロッコリーとクラゲの酢の物サラダ。ケチャップ味の豚肉が美味しくてお気に入りです。
右の弁当は、メインが肉団子、副菜がミミガー炒め(?)とキクラゲ炒め。肉団子には中に蓮根の角切りのようなものが入っていて食感が良く、味も良かったです。
スープは、左が黒い謎のスープ、右は食べ慣れた四神スープです。黒い謎のスープはおそらく、デザートに使われていた「仙草」です。そもそもスープというよりデザートの扱いだったのかも。
今回は弁当2つにスープ2つで205元(780円)です。
▼「仙草」についてはコチラ
定番バランス弁当
おかずは肉系1、野菜2、スープ付きという形式に落ち着いてきました。
こちらのお弁当は、豚レバー炒め、ブロッコリー、ニラ炒めです。かなり定番のおかずでどれもオススメです。
こちらのお弁当は、肉団子、芋のつる(?)の炒め、玉ねぎと卵炒めです。
この肉団子は、とてもジューシーで肉汁あふれます。
個人的におすすめのお惣菜
お気に入りのおかずが見つかったら追記していきたいと思います!
肉系
- ケチャップ味の酢豚・・・ケチャップ味が台湾だと珍しいので味に変化があって美味しいです。
- 豚レバー炒め・・・日本では鶏レバーでレバニラを作っていましたが、豚レバーも美味しいなと思わせてくれた逸品です。
- 肉団子・・・どうやればこんなにジューシーな肉団子ができるのか気になります。
野菜系
- かぶ蕪の葉(?)炒め・・・ご飯によく合います。
- ゴーヤと煮干しの炒め物・・・ゴーヤの苦味が美味しい!
- ニラ炒め・・・ネギかと思っていたのですが、どうやらニラと判明。シャキシャキで美味しいです。
スープ系
- 四神湯・・・単純に好きなだけ。薬膳+モツなので苦手な人も多いかもしれません。
- 味噌汁・・・やはり日本人。落ち着く味です。
まとめ
いかがでしたか?
地元のリピーター客が多めのお店ですので、台湾の方がいつも普通に食べているような、台湾ならではのお惣菜が並んでいると思われます。台湾のローカル感を味わいたい方にはおすすめのお店です。
そして、さすがアジアのご近所さん、日本人にも受け入れられやすいお惣菜が多いです。
店員のおばちゃん達も優しくて、日本語を勉強しているおばちゃんが一生懸命話しかけてくれました。みなさん本当に優しかったです。
台湾でまだ「自助餐」未経験の方は、是非気軽に行ってみてください!