台湾旅行を経験済みなら、
1度は行ったことあるかも?
というほど有名な台湾朝食のお店『阜杭豆漿(フーハン・ドウジャン)』。
今回は、そんな『阜杭豆漿』の
・注文方法と注文のコツ
・食べるべきおすすめメニュー
をご紹介していきたいと思います!
『阜杭豆漿』とは?
5年連続ビブグルマンの行列店
『阜杭豆漿』は、2018年から発行されている台北版ミシュラン・ビブグルマンに5年連続選出されている、台北を代表する超有名朝食店です。
特に、めちゃくちゃ長い行列が名物。
台湾リピーターたちも「どのくらい並んでるかな・・・?」と毎回行く度に戦々恐々としているお店です。
どこにある?
台北の地下鉄(MRT)善道寺駅のすぐ目の前にあります。台北駅からも徒歩15分ほどです。
(住所:台北市忠孝東路一段108号2階)
MRT善道寺駅の5番出口を出るとすぐ横に「華山市場」という文字があり、このビルの2階になります。
2階はフードコートになっていて、その一画に『阜杭豆漿』があります。
たいていは行列ができているので、人だかりを見つければ、最後尾も分かりやすいと思います。
営業時間は?
営業時間は5時30分~12時30分(月曜定休)です。
タイミングにもよりますが、旅行中は予定をいっぱい詰め込みたい!という人は開店と同時に行ったほうが時間が有効的に使えそうですね。
『阜杭豆漿』の待ち時間は?
2023年10月
実際に並んだ様子をお届け!
6:30(平日)すでに行列が!
▲平日(金曜)の6時半頃に行きましたが、既に行列。
平日と言っても金曜だったので、平日の中では比較的観光客が多めの曜日かもしれません。
6:40 並んでみた
▲6:40に行列に並び始めました。緑の大きな掲示板のあたりです。
▲道路を渡った向こう側から見た図。赤い矢印のあたりから並びました!
ここからどのくらい時間がかかるのか!?
6:50 ちょっと前進
▲10分経過。
じりじり進んでます。
7:00 階段が見えてきた
▲20分経過。
2階のフードコートに行くための階段下の踊り場まで来ました。
7:05 階段を登り始める
▲25分経過。
階段を登り始めました。
7:10 フードコート入口
▲30分経過。
階段を登りきって、フードコートの入口に到着。
▲すぐに室内のフードコート部分に入りました。室内はクーラーが効いており、突然涼しくなります。
体感的にはこの辺までの約30分がちょっと長く感じました。
ここからは注文したり、やることが色々あるので退屈しないし、時間が過ぎるのも早いです!
7:15 厨房見学ゾーン
注文場所の手間にある、ガラス張りゾーンは厨房丸見えなので結構楽しめます。
▲ミシュラン・ビブグルマン5年連続の称号。
フラッシュは禁止ですが厨房の写真撮影はOKです。
▲釜の中でパンを焼いています。
▲粉物をせっせと製造中。絶え間なくお客さんがやってくるので、さながら戦場のようです。
▲台湾朝食の定番「油條(揚げパン)」だらけの油條天国です。
油條は台湾の街のいたるところで見かけますが、『阜杭豆漿』の油條は百戦錬磨の台湾リピーターも口をそろえて絶品だと言ってます。
7:20 メニュー設置場所
注文場所のちょい手前に、日本語と中国語でメニューが設置されています。
写真付きで分かりやすいですね。
ここで注文の準備をしよう!
ここで、この写真付きメニューをスマホ撮影しておくのがおすすめです。
注文時に
・メニューの写真を見せる
または
・メニュー番号を伝える と楽だからです。
ちなみに、メニュー設置場所から注文場所までは割とすぐなので、注文したいメニューは前もってある程度決めておいた方が無難です。
焦っちゃいますので・・・。
おすすめメニューは、
記事後半にご紹介!
7:25 注文場所に到着
▲遂に注文場所に到着!
6:40に並び始めてから、
約45分で注文場所に到着しました。
店員さんの背後にも黄色い文字だけのメニューがありますが、中国語が分からないとキツいと思いますので、やはり手前あった写真付きメニューをスマホで撮って準備しておいたほうが安心です。
『阜杭豆漿』の注文方法
ここでの注文方法は下記①~⑤です。
②次にいる店員さんに食べ物を注文。
③トレイに次々と品を乗っけてくれる。
④最後にお会計。
⑤箸、スプーン、タレ等はレジ前からセルフで取る。
7:30 席探し
▲トレイを持って席を探します。
数人がけのテーブル席は結構埋まっていましたが、私は1人だったのですぐに席が見つかりました!
大人数グループだと席取りが大変そうなので、2階のフードコートに入った瞬間に、席取り班と注文班に分かれた方が安心だと思います。
7:30 着席!
無事に着席し、やっと朝食にありつけました。
【検証結果】『阜杭豆漿』の待ち時間
結局、何分並んだ?
▲平日金曜の6時半頃に、上記の赤い矢印のあたりから並んで、注文場所に辿り着いたのが約45分後でした。
着席して朝食にありつけるまでだと約50分かかりました。
ちょっと長く感じるかもしれませんが、室内(フードコート)に入ってからは「厨房見学ゾーン」があって全然退屈しませんし、注文などのやることもあったので、個人的な体感として、純粋に並んだのは30分くらいという感覚でした。
何曜の何時に行くべき?
今回は金曜の6時半頃から並びましたが、一体いつが狙い目なのでしょうか。
ネットのクチコミでは、
・11:30以降には売切れも出る
・月曜定休なので火曜は混む
・平日の開店時間は空いてる
・土日は6:00前でも混雑
というような書き込みがありました。
つまり、これらを総合すると『阜杭豆漿』に行くベストなタイミングは、
または
・平日(火曜以外)の10:30~11:30頃
ということになりますね。
また機会があれば
検証してみます!
絶対食べて!おすすめメニュー
ここからは
絶対に食べて欲しいおすすめ必食メニュー
をご紹介!
『阜杭豆漿』メニュー 一覧
まずはメニュー 一覧です。
念のため、日本語と中国語表記どちらも載せておきますが、内容は同じです。
▼日本語▼
2.ライスミルク(アイス・ホット)
3.塩豆乳(小エビやザーサイ具入り豆乳)
★11.台湾風厚焼きパン
★12.厚焼きパン+卵
★13.厚焼きパン+油條
★14.厚焼きパン+油條+卵
41.台湾風卵入り焼クレープ
42.台湾風卵入り焼クレープ+油條
43.ネギ入り焼き卵
31.台湾風キャラメル焼きパイ
32.台湾風ネギ入り焼きパイ
33.台湾風千切り大根入り焼きパイ
★21.台湾風薄焼きパン
★22.薄焼きパン+卵
★23.薄焼きパン+油條
★24.薄焼きパン+油絛+卵
44.目玉焼
★45.油條 = 台湾風揚げパン
46.台湾風おにぎり
▼中国語▼
2.冰/熱米漿
3.鹹豆漿
★11.厚餅
★12.厚餅夾蛋
★13.厚餅夾油條
★14.厚蛋夾油條
41.蛋餅
42.蛋餅夾油條
43.蔥蛋
31.焦糖甜餅
32.蔥花鹹餅
33.蘿蔔絲餅
★21.薄餅
★22.薄餅夾蛋
★23.薄餅夾油條
★24.薄蛋夾油條
44.荷包蛋
★45.油條
46.飯糰/飯糰夾蛋
『阜杭豆漿』おすすめメニュー
上記のメニュー 一覧内の★がおすすめメニューになります。
『阜杭豆漿』に行ったら必食!
と、現地の台湾人からもかなり支持が厚いメニューで、私も完全に同意です。
え?おすすめ多すぎない?
と思うかもですが、単純に下記4つのメニューがおすすめということです。
★11~14. 厚餅(厚焼きパン)類
★21~24. 薄餅(薄焼きパン)類
★45. 油條(揚げパン)
豆漿は濃厚でほんのり甘くて本当に美味しいです。
油條は端的に言って激ウマ。
厚餅や薄餅もめちゃくちゃ美味しいので、どちらも味わえる厚餅や薄餅に油條を挟んだメニューがおすすめです。
いざ、実食!
今回注文したのは下記3つです。
・日本人観光客に人気「鹹豆漿」
・台湾インフルエンサーおすすめ「焦糖甜餅」
では、実食レポートしたいと思います!
薄蛋夾油條(薄焼きパン+油絛+卵)
▲薄蛋夾油條(薄焼きパン+油絛+卵) 75元
焼きパンに油條(揚げパン)を挟む系のメニューは、台湾人のクチコミ評価が高かったです。
薄焼きパンにするか厚焼きパンにするか迷いましたが、1人で食べるには厚焼きパンはボリュームがすごすぎるので、薄焼きの方にしました。
こちらの薄蛋夾油條は、香ばしい薄焼きパンの間に、油條と卵焼きが挟まっているメニューです。
コレ、冗談じゃなくウマい!!
特に油條が驚くべきウマさ。カリッと強めに香ばしく揚がっていて、油條自体にほどよい塩味がついており、それが美味しさの秘密かと思われます。
薄餅はごまたっぷりで甘味があり、これまたウマいです。油條、薄餅、卵焼きの3つが合わさった際の塩味と甘味と香ばしさのハーモニーが絶妙です。さらに、サクサク、パリパリ、ふわふわ、と様々な食感で飽きません。
しかし、女性1人で食べるにはかなりのボリュームでした。もし、もっとボリュームのある厚餅を頼んでいたら途中でギブアップしていたと思います。
ちなみに、食べている最中に激しく後悔したことがありました。
豆漿(豆乳)頼むべきだった!
冷たい豆漿は、現在ストローの配布が中止されていると知ってやめたのですが、あたたかい豆漿であれば器に注いだものをレンゲで飲むタイプだったので、それを頼めば良かったです。
この薄蛋夾油條と豆漿は、絶対ゴールデンコンビだと思います!お試しあれ。
鹹豆漿(シェンドウジァン)
▲鹹豆漿(シェンドウジァン) 40元
日本人観光客に特に人気のメニューです。
こちらの鹹豆漿ですが、正直スープの醤油味やエビやザーサイが強すぎて、豆乳本来の風味が弱く感じました。日本で普通に「おぼろ豆腐スープです」とか「卵スープです」と言って出されても豆乳だと気づかない可能性すらあるかも・・・?
やっぱり普通の豆漿を頼めば良かったなあ
でも、上に乗っている油條は相変わらず美味しいです。
好みも個人差もあるとは思いますが、『阜杭豆漿』は他のメニューのレベルがめちゃくちゃ高いので、わざわざここで鹹豆漿を注文するのは個人的にはあまりおすすめしないです。胃のスペースは有限なので!
焦糖甜餅(台湾風キャラメル焼きパイ)
▲焦糖甜餅(台湾風キャラメル焼きパイ) 30元
薄蛋夾油條と鹹豆漿で満腹になってしまい、焦糖甜餅だけ持ち帰って、後でセブンイレブンで飲み物を買ってイートインコーナーで食べたので、背景に突然植え込みが出現してます。
▲ちなみに、私の執念が通じたのか、たまたま入ったセブンイレブンに『阜杭豆漿』の豆漿が売っていて、思わず買ってしまいました。
▲奇しくもこの組み合わせが実現。早速食べてみました。
うまい!
当たり前だけど、合う!
ゴマたっぷりでしっかり甘いキャラメルと生地の香ばしさがマッチしていました。中はほぼ空洞なので見た目ほど重くなく、ペロッと食べちゃいました。
そして、やっぱり『阜杭豆漿』の濃厚な豆漿と非常に合います。しかし、このコンビニ豆漿、再現度がすごい!美味しいです。
まとめ
いかがでしたか?
2023年の『阜杭豆漿』の行列の最新状況にからめて、注文のコツやおすすめメニューなどを解説してみました。
長蛇の列に敬遠する方も多いかと思いますが、個人的には『阜杭豆漿』の油條や焼きパンは毎回並んでも食べる価値があると思います!
朝の空気は気持ちいいですし、不思議と行列に並ぶのも苦ではありませんでした。台湾旅行の際はぜひチャレンジしてみてくださいね。