【メニュー解説】台北・西門の「永和豆漿」で台湾の伝統朝食を食べまくってみた。

「永和豆漿(ヨンフードウジャン)」は、台湾の伝統朝食を提供するお店です。

という状態になりがちです。そこで今回は、

「永和豆漿」のメニューを写真付きで大解説！

これを参考に台湾の伝統的な定番朝食をお楽しみいただければ幸いです。

「永和豆漿」とは？

台湾のチェーン店…ではない？

「永和豆漿」または「永和豆漿大王」という店名のお店は台湾全土にいくつもあります。

どれも、台湾の伝統的な定番朝食を提供しているお店です。以前、台湾人の友人に「チェーン店なの？」と聞いたことがありますが、「多分関係ないと思う…」との回答でした。真相は分かりませんが。

台北市内にたくさんある

台北市内の主要な駅（西門駅、善導寺駅、忠孝新生駅、大安駅など）付近にも「永和豆漿」や「永和豆漿大王」があるので、立ち寄りやすいと思います。

どの永和豆漿（大王）も、地元民や観光客で朝から賑わっています。

西門の「永和豆漿」に通ってみた

お店によって多少メニューが異なりますが、基本的には台湾の伝統朝食を提供するお店なので、メニューも似ています。

ここでは、西門町で行列のできる大人気の「永和豆漿」に約2ヶ月間通って食べた全メニューを写真付きでご紹介したいと思います。「永和豆漿」に行く際にぜひ参考にしてみてください。

今回行ったお店：西門の「永和豆漿」

営業時間：0時00分～14時30分／21時30分～0時00分

住所：台湾108台北市萬華區漢口街二段30號

永和豆漿のメニュー解説

全メニュー

だいぶメニューが削られています・・・が、まだまだ種類豊富だと思います。

大まかな種類（系列）として、

があります。

ここからは、実際に購入して食べてみたものをご紹介していきます。

飯糰系列(おにぎり)

飯糰(おにぎり)

台湾式おにぎりの「飯糰」です。おにぎりというより、海苔のない手巻き寿司のような形をしています。

中には甘じょっぱい肉でんぶ「肉鬆」や中華圏の揚げパン「油條」などが入っています。

やめられない止まらない系の美味しさです。

飯糰加蛋(卵入りおにぎり)

飯糰に卵を加えたバージョンです。

これ、実は朝は大忙しなのに比べ、夜の部は比較的暇だからか、夜に買いに行くとめちゃくちゃ綺麗にかつボリューミーに作ってくれます。作る店員の技と気分によって、だいぶ違います。

食べていたらコロンと自然に分解してしまったところ。肉鬆がかなりのボリュームです。

肉鬆だけだと飽きがちですが、卵が入ることによって飽きない食べごたえになります。

饅頭系列(蒸し饅頭)

大肉包(肉まん)

「大肉包」とか「肉包」とは、ずばり、肉まんです。

中の餡はしょっぱめの味付け、皮が美味しいです。

お値段は安いのに、餡はしっかり詰まっています。

素菜包(野菜まん)

キャベツのような野菜が包まれています。

肉まんの方が美味しいかな・・・。

花捲(蒸しパン)

白と茶色の生地が花のように見えるので花捲なのでしょうか。（いや、白色だけのも「花捲」だった）

黒糖味の蒸しパンです。

各式饅頭(蒸しパン)

各式饅頭は蒸しパンで、写真は茶色の各式饅頭で黒糖味です。花捲の茶色部分と同じだと思います。

各式饅頭は、茶色（黒糖）、紫色（タロ芋）、白色（プレーン）から選べます。

紅豆捲(あんまん)

「紅豆」とはあずきのこと。要するにあんまんです。

甘いものが食べたい朝にはぴったりだと思います。皮もあんも美味しいです。

饅頭蛋漢堡肉(ハンバーググァバオ)

饅頭（肉まんの皮）＋卵＋ハンバーグです。

台湾バーガーの「割包（グァバオ）」みたいな様式で、蒸しパンに具が挟まっています。

ハンバーグ部分はちょっとガッカリ感がありますが、やっぱり饅頭が美味しいです。

焼餅系列(焼きパン)

油條(ヨウテャオ)

中華圏でおなじみの揚げパンです。豆漿に浸して食べるのが一般的です。

油と豆漿がじゅわっと滲み出てきて、パクパク食べてしまう美味しさです。

定番中の定番ともいえる台湾式朝食の１つです。

焼餅(焼きパン)

パリパリの焼きパンです。パイのパリパリ部分と言ったほうがイメージしやすいかもしれません。

何も挟んでいないプレーンなものです。ごまが香ばしいです。

焼餅蛋肉鬆(卵と肉そぼろ入り焼きパン)

焼餅の中に、卵と肉鬆を挟んだのがこの品。

パンや饅頭のふわふわ感に飽きているときには、このパリパリ感の焼餅が良いです。

抓餅系列(パイ)

翡翠抓餅(緑パイ)

「抓餅(ズワピン)」とは、パイのような生地を何度もつねって作る外側がサクサクで内側がしっとりもちもちのパイのような台湾朝食です。「翡翠」の名前の通りの鮮やかな緑色の抓餅です。

何が入っているから緑色の生地になるのかは分かりませんが、刻みネギが入っているのでチヂミのような感じで香ばしいです。

抓餅は中華風お好み焼きと訳すことも多いようですが、個人的にはチヂミにも近いと思います。

鐵板麺系列(鉄板麺)

黒胡椒鐵板麺(黒胡椒鉄板麺)

名前そのままですが、黒胡椒が効いた焼きそばです。

アクセントとしてとうもろこしが入っています。パッと見すぐに飽きそうですが、黒胡椒がかなり効いているためか飽きずに全部食べられました。

好類(いろいろ)

葱花蛋(ネギ入り卵焼き)

左上のネギ入り卵焼きです。

なんだろうと思って頼んでみましたが、読んで字のごとくただのネギ入り卵焼きでした。

鍋貼(焼き餃子)

鍋貼とは焼餃子です。

７個入っていました。大根餅と同じような甘じょっぱいタレがかかっています。

餃子専門店には勝てないかもしれませんが、味は悪くはありません。

港式蘿蔔糕(大根餅)

大根餅を卵でコーティングした感じでしょうか。甘じょっぱいタレがかかっていました。

馬來糕(中華蒸しパン)

中華風蒸しパン「マーラーカオ」です。

台湾のお菓子にしては甘いです。しっとりしていて卵の味がして美味しかったです。

飲料

多くのメニューで、冷たい、温かい（常温～人肌）、熱い（といってもそこまで熱くはない）が選べます。

寒い季節には「熱」が嬉しいですし、暑い季節でも朝から冷たいものを飲まずに「温」にしておくと体に良さそうです。

招牌豆漿(豆乳)

ストローを出されて提供されているので、ごくごく飲むタイプの豆漿と思われます。

これに油条（揚げパン）を浸して食べました。

鹹豆漿(シェンドウジャン)

豆乳スープです。食べている間に豆乳とスープが分離してどろどろとしてきます。

底の方に肉鬆のようなものが沈んでおり、しょっぱさがアクセントになります。

僕にはしょっぱすぎて正直このお店の鹹豆漿はイマイチでした。

その後、『世紀豆漿大王』の鹹豆漿を食べて本当の美味しさを知りました。

まとめ

今回は、西門の「永和豆漿」に２ヶ月間通って食べてみたメニューを写真付きで解説しました。

台北市内に「永和豆漿」はいくつもありますが、どのお店も似たようなメニューかと思います。

気になったメニューがあれば、台湾人に混ざって朝食を買いに行ってみてください。