台南名物のひとつ「担仔麺(タンツーメン)」。
台南に行ったからには1度は食べてみたいと思って調べたところ、タンツーメン発祥のお店と言われている『度小月(ドゥーシャオユエ)』を発見しました。創業100年の老舗だそうです。
ガイドブックなどにもよく掲載されているので、日本人旅行客も多く訪れるそうです。
台北にも出店しているようですが、せっかくなら・・・と台南の本店に行ってきましたのでご紹介します!
『度小月』について
アクセス
台南を代表する観光名所である「赤崁楼」や「孔子廟」のすぐそばにあります。
台湾土産購入の定番である「ハヤシ百貨店」も近いですし、『度小月』もセットで訪れる観光客は多いと思います。
メニュー
ちょっと見にくい写真となってしまいましたが・・・
店頭には受付の方がいて、店前の道路には順番待ちのためのイスが置いてあります。
僕たちが行ったときも店内は満席で、店の前のイスに座ってメニューを見て待ちました。
写真付きメニューと注文を書き込む紙がもらえるので、書き込んで受付の人に渡します。
有名な担仔麺(タンツーメン)はNo.101です。
その他に人気なのは、No.106の煮卵と、No.202の黄金蝦捲のようです。
ということで、それらを注文してみました。
店内に入ってみると、3階建て?のようで結構広いです。
どこか懐かしいような内装ですがこぎれいで落ち着きます。
『度小月』の名物をいただく!
担仔麺(タンツーメン)
▲立派な入れ物(木のフタ)です。
▲こちらが担仔麺・・・と言いたいところですが、ビーフン(米粉麺)です。具材は同じです。
(スタンダードな担仔麺も注文したのに、写真を取り忘れました・・・)
エビでダシをとったスープ、甘じょっぱい肉そぼろ、にんにくのすりおろしの上に小さなエビがちょこんと乗ります。
酢とパクチー入りなのが特徴的です。
肉そぼろとにんにくの崩し具合で、味が変わるので食べ飽きない美味しさです。
と言っても、写真だと分かりにくいですが、かなり小さい(普通のお茶碗くらい)ので、飽きるほどの量でもない訳ですが。
僕はビーフン好きなので、写真のビーフン担仔麺の方が美味しかったです。通常の担仔麺は中華麺です。
煮卵
▲煮卵を忘れていたので担仔麺を持ってきてくれたときに追加注文しました。
ジャストサイズの皿で黒い卵が運ばれてきました。味の染み具合が一目瞭然です。
▲割ってみると、黄身の分量が多い!
調べてみるとアヒルの卵でした。味は普通の鶏の卵と変わらない美味しさですのでご心配なく。
黄金蝦捲(エビロール)
▲黄金蝦捲(エビロール)です。
担仔麺が50元(190円)、煮玉子が15元(60円)なのに対して、エビロールは155元(570円)なんです。有名な担仔麺に比べるとサイドメニューがやたら割高な印象。
エビロールは人気メニューなだけあってとても美味しかったです。
エビのすり身を春巻きの皮で包んで揚げたものだと思います。外はパリパリ、中はプリプリという食感も良い一品です。
あと、なにげに横に添えられいたのは、ガリです。日本のものにかなり近い味で、サッパリと美味しかったです。
『度小月』の感想
担仔麺は素朴な美味しさという感じで、日本のとんこつラーメンやら味噌ラーメンやらに慣れていると物足りなさありまくりかもしれません。
大きさもお茶碗サイズなので、さくっと食べ終わります。
100年の老舗というロマンを感じながら、素朴な麺料理をいただくという雰囲気が良いのだと思います。
担仔麺に比べると割高感はありますが、エビロールも美味しかったです。オススメ。
日本で食べられる「担仔麺」
ちなみに、台湾に行く前に、東京の池袋で担仔麺を食べたことがあります。
古都台南担々麺(食べログ)です。
店名には担々麺とあるのは関係なく、メニューに担仔麺(台湾屋台ラーメン)というものがあります。なぜか中華麺ではなく、ソフト麺のようなふにゃふにゃの麺です。
担仔麺が150円、味付玉子付きで250円という台南並の安さを池袋で実現しています。
飲み食いした〆にいいと思いますので、こちらのお店もぜひ。