忠孝新生駅から徒歩5分ほどの位置にひっそりとあるお店が「四知堂」です。私は数年前に一度来たことがあり、今回、再訪したいと思ってやってきました。日本人にも台湾人にも欧米人にも人気のある隠れ家的なお店です。
特別な日に最適なお店
雰囲気がとても素敵です
ひっそりとした路地に佇んでます。なので、看板が非常に探し辛いです。笑 表札をよく見ると「四知堂」の文字が。素敵な門構えです。
内装もいい感じです。アンティーク家具が並んでいて、照明にもこだわりを感じます。オーナーがもともとインテリアや美術関係?の方らしいです。
前回も今回も事前に電話予約しましたので、予約なしで入れるかはわからないです。念のため、予約をお勧めします!(前日にわざわざ確認電話もかかってきたので。)
その季節ごとに旬の食材を使うこだわり
メニュー名は前回とあまり変わっていない気がしました。ただ、あとで書きますが、使っている食材は季節ごとに全然違うみたいです。その季節の旬の食材を使うよう。写真の筆書きの中国語メニューの下に日本語のメニューもあるのでご心配なく。
注文した料理以外のサービスも◎
お通しの前菜が2種類やってきました。かなりたっぷりの量でした。黄色いウリ(?)は箸休めにちょうどいいさっぱりした味わいでした。パッションフルーツの風味がしました。(たぶん)煮つけは日本ぽい味がして、日本がちょっと懐かしくなりました。
何か飲みますかと聞かれて、我々はお酒が飲めないと言ったら、赤い色の飲み物を持ってきてくださいました。これがすっきりとしていてお料理にとても合う!何のジュースか聞いたらスマホで写真を見せて教えてくださいました。日本ではあまりなじみないですが「ローゼル」という植物のようです。
こだわりの味とボリューム
運ばれてきたイチジクのサラダ。数年前に来たときはキュウリなどの冷たい野菜と確か鶏肉をイチジクとクリームチーズとバルサミコソースでまとめていましたが、今回は全然違い、ボイルしたナスやホクホクの芋類、春菊などが入っていました。かなりのボリュームで野菜が美味しかったです。
魚の煮つけは持ってきてすぐに店員さんが綺麗にほぐしてくれました。オレンジやハーブが入っていて、かすかにハーブと柑橘系の風味がしてそれがとても爽やかでした。大人数の場合はこれよりまた一回り大きいお魚を出してくれるらしいです。値段も比例して高くなります。
今回は二人だったので、小さめの魚で値段は約1000元でした。お魚は時価で結構高めなこともあるようなので「今日のお魚は〇人分で大体いくらですか?」と聞いてから注文したほうが安心かもです。
栗と牛肉の煮込み。この牛肉がホロホロでジューシー、栗がホクホクで美味しかったです。そして、二人でぎりぎり食べきれたくらい、かなりのボリュームです。味は日本のもつ煮込みに近いです。香辛料もそこまできつくないので、万人が美味しい味だと思います。
食事の終盤にはデザートを4種類ほど持ってきてくれました。そこから2種選びました。
檸檬のタルトにビワが乗っかったのと、干し柿とマスカルポーネのデザートを選び、アメリカンを頼みました。
デザートもとても美味しかったです。ケーキの専門店くらいのレベルです。アメリカンも珈琲専門店並みに美味しかったです。笑 酸味強めですが、ちゃんとまろやか。お昼はカフェとしても営業しているようです。
店員さんの接客も◎
お料理もとても美味しく、雰囲気もゆったりとしていてやはり素敵なお店でした。オーナーさんや店員さんともたくさんおしゃべりできました。
オーナーさんは4月に仕事で金沢に来るらしく、我々が金沢に住んでいると言うと、「NiOR」という美味しいパン屋さんを紹介してくれました。結構有名店みたいですが、知らなかった…帰国したら行ってみたいと思います。
四知堂