大安駅から徒歩9分ほどの位置にひっそりとあるお店が『四知堂』です。
私は数年前に一度来たことがあり、今回再訪しました。日本人・欧米人の駐在員や観光客を中心に人気の隠れ家的なお店です。
台湾は安くて美味しいお店が多いので、それと比べると少し値が張りますが、味のクオリティも高く、雰囲気も抜群にいいので、特別な日には最適なお店だと思います。
創作台湾料理の店『四知堂』
異国情緒ある個性的な雰囲気
▲ひっそりとした路地に佇んでます。
看板が非常に探し辛く、表札をよく見ると「四知堂」の文字があります。
前回も今回も事前に電話予約したので、予約なしで入れるかはわからないです。念のため、予約をお勧めします。(前日にもわざわざ確認電話がかかってきた)
▲内装はかなりハイセンスです。アンティーク家具が並んでおり、照明にもこだわりを感じます。オーナーがもともとインテリアや美術関係の方らしいです。
メニュー
使っている食材が季節ごとに違って、旬のものを取り入れているそうです。
▲筆書きの中国語メニューの裏に日本語メニューもあるのでご心配なく。
サービス品もクオリティが高い
▲お通しの前菜が2種類やってきました。かなりたっぷりの量でした。
黄色いウリ(?)は箸休めにちょうどいいさっぱりした味わいで、パッションフルーツの風味がしました。煮つけは日本ぽい味つけで、ちょっと日本が懐かしくなりました。
▲何か飲みますかと聞かれ、お酒が飲めないと言ったら謎の赤い飲み物を持ってきてくれました。
これがすっきりとしていて料理にとても合います。日本ではあまりなじみないですが「ローゼル」という植物のようです。台湾では割とポピュラーな飲み物です。
繊細な味で満足感もある料理
▲イチジクのサラダ。
数年前に来たときはキュウリなどの冷たい野菜と鶏肉をイチジクとクリームチーズとバルサミコソースでまとめていましたが、今回は全然違いました。ボイルしたナスやホクホクの芋類、春菊などが入っており、かなりのボリュームで野菜が本当に美味しかったです。
▲魚の煮つけ。
持ってきてすぐに店員さんが綺麗にほぐしてくれました。オレンジやハーブが入っており、柑橘系の風味がしてとても爽やかでした。大人数の場合はこれよりもうひとまわり大きいお魚を出してくれるらしいです。値段も比例して高くなります。
今回は2人だったので、小さめの魚で値段は約1000元でした。魚は時価で結構高いこともあるようなので「今日のお魚は〇人分で大体いくらですか?」と聞いてから注文したほうが安心です。
▲栗と牛肉の煮込み。
この牛肉がホロホロでジューシー、栗がホクホクで美味しかったです。そして、2人でぎりぎり食べきれたくらいボリュームがありました。味は日本のもつ煮込みに近いです。香辛料もそこまできつくないので、万人が美味しい味だと思います。
食後のスイーツも美味しい
▲食事の終盤に、デザートを4種類ほど持ってきてくれ、そこから2種選びました。
檸檬のタルトにビワが乗っかったものと、干し柿とマスカルポーネのデザート。飲み物にアメリカンを頼みました。
▲デザートもとても美味しく、専門店のレベル。コーヒーも専門店並みの仕上がりで、酸味が強めでしたがまろやかな美味しいコーヒーでした。お昼はカフェとしても営業しているようです。
店員さんの接客も◎
お料理もとても美味しく、雰囲気もゆったりとしており、素敵なお店でした。接客も行き届いており、安心できました。その界隈では有名なオーナーの陳さんや店員さんともたくさんおしゃべりできました。
陳さんは金沢にもよく来るらしく、我々が金沢に住んでいると言うと「NiOR」という美味しいパン屋さんを紹介してくれました。帰国後にこのパン屋に行きましたが、本当に美味しくてびっくりしました。おすすめです。
アクセス
四知堂
営業時間:11時00分~14時00分/17時00分~20時30分
追記:『四知堂』2号店は日本にあります
コロナ禍に一旦閉業していましたが、2023年11月現在は営業を再開しているようです。
また、2020年に石川県金沢市に『四知堂』2号店をオープンしています。