高雄にミシュランのビブグルマンに選出された筒仔米糕(トンザイミーガオ)の名店があるらしい!
「筒仔米糕」とは・・・なんぞや?
筒仔米糕って何?
台湾の伝統料理で、直訳すると「筒に入ったおこわ」。
もち米、椎茸、エシャロット、卵、肉などを筒に入れて蒸し、それを皿の上にひっくり返して、甘いタレや肉そぼろなどを添えます。
『北港蔡三代筒仔米糕』行ってみた
「愛河」を眺めながら、散歩気分で行こう
高雄観光では、地下鉄(MRT)の「鹽埕埔駅」は最も利便性の高い駅と言えると思います。ただ、「鹽埕埔駅」からは徒歩15分ほどかかります。
あまり有名な駅ではないですが、ライトレールの「鼓山区公所」からなら徒歩8分ほどです。
私は実際に「鹽埕埔駅」から歩いてみましたが、デートスポットとしても人気の河川「愛河」を尻目にゆったり散歩気分で行けて気分が良かったので、遠いと言わずぜひ歩いてみて欲しいです。
へんぴな所に唐突に出現
お店が軒を連ねる大通りではない、川沿いの静かな場所に佇む『北港蔡三代筒仔米糕』。1956年創業の老舗です。
側では老人たちが麻雀だか囲碁だかをしていて、ローカル感たっぷりでいい感じ。
ちょっと変な時間に行ったので、並んでいる人も少なめです。
いざ、注文!
メニュー
メニューは店頭にありました。
台湾では紙にチェックをつけて渡す方式が多いですが、『北港蔡三代筒仔米糕』は店先で口頭注文で、先払いでした。
ハードルが高いと感じる人もいるかもしれませんが、店員さんは親切ですし、中国語ができない方はネットで拾った写真を見せたりすれば全然大丈夫だと思います!
★筒仔米糕(おこわ)
・苦瓜排骨湯(ゴーヤとスペアリブのスープ)
・鹽菜鴨湯(漬物と鴨のスープ)
・排骨酥湯(揚げスペアリブのスープ)
★蒸蛋湯(茶碗蒸しスープ)
・旗魚環湯(カジキの練り物スープ)
・魯鐵蛋(鉄卵)
いざ、実食
筒仔米糕(おこわ)50元
肉そぼろがかなりどっさり。下に餅米のおこわが隠れています。
おこわは味染み染みで、もちもち。
香辛料の香りはほとんどなく、誰もが好きな甘塩っぱい味付け。日本人は絶対に好きだと思います。お肉がたっぷりでボリュームもあります。
普通は台湾によくあるおこわ用のオレンジのタレをかけますが、忘れました。でも、なくても全然イケます。
添えられたガリのような甘酸っぱい漬物がすごく合います。バランスが計算されています。
蒸蛋湯(茶碗蒸しスープ)50元
コレが噂の・・・
うん、ウマい!
細かいセロリとネギの入った優しい味のスープの中に、椎茸とお肉が入ったフワフワの卵が。
台湾はスープがとにかく美味しくて驚きますが、このお店のスープも絶品です。ボリュームも満点!
看板メニューの「筒仔米糕」とセットで注文するのをおすすめします!
相性抜群に計算されているようです。
魯鐵蛋(鉄卵)18元
こちらも地元の台湾人の評判が高かったので注文してみました。
もともと鉄卵好きですが、ここのも美味しかったです。味が良く染みこんでいて、しょっぱすぎないいい塩梅。食感も絶妙に硬く、ゴムのような弾力。
まとめ
自画自賛ですが、この3つの組み合わせはなかなか良い注文だったかも?
今回は注文しませんでしたが「旗魚環湯(カジキの練り物スープ)」は、カジキの練り物がドーナツのようにリング状になっているちょっと変わったユニークなスープだそうで、気になるので次回注文してみようと思います。
アクセス
北港蔡三代筒仔米糕
住所:高雄市鹽埕區河西路167號
営業時間:13時30分~21時30分(水曜定休)