3月いっぱいで語学学校への通学が終了しました。台北にある語学学校「TLI」のレッスンについて振り返って書きたいと思います。
充実したレッスン
授業は日本語?中国語?
結論から言うと授業は中国語オンリーでした。日本語のできる先生は、少なくとも私の担当さんの中には一人もいませんでした。
基本的に、中国語圏の語学学校はほとんど中国語での授業な気がします。
独学でもいいので、多少は理解できる状態で行かないと辛いかもしれません。でも、教科書は日本人向けのものもちゃんと用意されていて、日本語での説明も書いてあるので安心です。
配布される教科書
教科書はレベル別に事務にいる担当さんが選んでくれます。簡体字と繁体字も選択可能です。
私は「新实用汉语」(下)でした。
1章ごとに、主に新出単語・対話例文・文法説明 からできています。結構分厚いです。
CDも一緒に渡されます。音源は、ゆっくり読みと普通読み(ちょい早)が収録されていてとても親切です。日本人向けに日本語訳も載っているので心配いりません。文法の説明も非常にわかりやすいです。
色んな先生と話せる
私は平日2レッスン×約2か月の通学でした。大きな出来事としては、折り返しのあたりで、先生の総入れ替えが一度ありました。
以前、TLIに申し込みした際にブログにも書きましたが、TLIの特徴は、色んな先生とレッスンができるという点です。私もその点でTLIに決めました。
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担当教師の割当は以下のようになっていました。
前半一か月
月・火 各2レッスン(計4レッスン担当)A先生
水~金 各1レッスン(計3レッスン担当)B先生
水~金 各1レッスン(計3レッスン担当)C先生
後半一か月
月・火 各2レッスン(計4レッスン担当)D先生
水~金 各1レッスン(計3レッスン担当)E先生
水~金 各1レッスン(計3レッスン担当)F先生
先生によって教え方がまったく違う
上記のように、2か月で6人の先生のレッスンを受けました。結論からいうと、これは本当によかったと思います。何故かというと、先生によって全く教え方や性格が違うからです。
A先生
ちょっと厳しいが生徒のことをよく考えてくれる。わからないところはわかるまで教えてくれる。できていないところは率直に伝えてくれて、教科書を後戻りして教えてくれる。
B先生
若くて明るくて気さく。教え方はゆっくりなので、まだ中国語が聞き取れない人向け。雑談もたくさんしてくれる。明るい授業の雰囲気を重視しているので、細かいことよりも、コミュニケーションを大事にしている。
C先生
「不看书!」と言って、とにかく教科書を見せてくれない。笑 実践型・参加型で、立ち上がって体で思い切りジェスチャーして楽しく教えてくれる。
D先生
とにかく発音に厳しい。ちょっと違うと何度も練習させられる。でも、ゆっくり上達するまで粘ってくれる。CDだけではわからない口の動きもしつこく教えてくれる。
以上、本当に多彩な講師陣で、得意分野が違う先生方だからこそ、それぞれの先生から多くのことを学べました。
まさかの事態にも対応可能
本当に多彩で良い先生ばかりでした。しかし、6人中一人だけ、まったく合わない先生がいて、実はすぐにチェンジしてもらいました。もちろん、その先生が悪いわけではなく、とても熱心に教えてくださいました。
では、何が合わなかったのか?
私にとって台湾での授業は、中国語で会話できる貴重な体験の時間でした。文法の勉強は参考書である程度自分でできるので、できればコミュニケーションに時間を割きたかったのですが、その先生の授業は文法の説明が中心。互いに会話でコミュニケーションするというよりも、一方的に文法の解説をされる授業でした。(しかもものすごく高速)
「对不对!?对不对!(そうでしょ!?ね!)」と先生一人で言いながら、こちらの返答を待たず進んでいく高速授業でヘトヘトになり…。
初日の2コマを受け終えて、「これはまずい…全然ついていけないし、重点を置きたい会話もまったくできない…」と、すぐに事務室の担当さんに相談しました。
先生に落ち度があるわけではないし、わがままを言うようで正直相談し辛かったのですが、2か月という限られた時間の中での語学留学だったので、やっぱりもったいない!と思いすぐに行動しました。
そうしましたら、意外とあっさり…「あ、じゃあ先生変えようか!OKOK!」という感じでした。
どうやらこういったケースは少なくないらしいです。しかし、こうして即座に対応できるのは、多くの優秀な先生がいらっしゃるからこそです。
マンツーマン授業には特にオススメ
私はマンツーマン授業しか受けていなかったので、グループレッスンがどんな感じかわからないのですが、少なくとも、集中的にマンツーマンレッスンを考えている方にはオススメできる学校でした。
周りを見渡した感じだと、日本人の方も結構多かったですが、欧米の方もいました。私は友達作りをするつもりがなかったので、まったく話しかけずにいたら、本当に先生以外誰とも話さずに2か月が経っていました。笑 中国語が母語の人以外と話しても意味がないと思っていたので、個人的には集中できる環境でした。
学校でも他の場所でも、せっかく中国語圏にいるなら母国語が中国語の方と話すのに時間を使ったほうがいいかなと思います。
私はマンションの管理人のおじさんと仲良くなって、毎日よく話していました。近くの朝ごはん屋のお兄さんとも仲良くなりました。そういった現地の方との触れ合いが最も語学学習の糧になると思いますので、ぜひ、学校内の日本人ではなく、勇気を出して近所の人にでも話しかけてみるのをオススメします!
一緒に頑張りましょう!