今回は台北にある
「烤鴨(ローストダック)」の名店をご紹介!
日本で「北京ダック」
と呼ばれるアレです
台北で食べる絶品北京ダック
中華圏では皮だけでなく肉も喰う
あまじょっぱいパリパリの鶏皮を小麦の皮に包んで食べるアレ。
日本ではよく「北京ダック」と呼ばれますが、台湾では「烤鴨(カオヤー)」と呼ばれます。
いわゆる「アヒルの丸焼き」または「ローストダック」。
※ここで言う「鴨」とは「アヒル」のことです。
日本で食べる場合、パリパリの皮の部分しかでてこないことがほとんどだと思いますが、台湾では内側のお肉も美味しくいただきます。
ちなみに、中国や香港などの中華圏は総じてお肉の部分も食べるそうです。
日本では、
なぜか皮のみを食すという謎
台北の有名店と言えば『天厨菜館』ですが
台北のローストダックの有名店といえば、北京料理の老舗『天厨菜館(ティエンチューツァイグァン)』を思い浮かべる方も多いかもしれません。私たちも行ったことがあります。
『天厨菜館』も決してマズくはないのですが、ローストダックに関しては、今回ご紹介する『御鼎香脆皮烤鴨餐廳(ユーディンシャンツイピーカオヤーツァンティン)』のほうが圧倒的に美味しかったのです。
今まで食べたローストダックって何だったの!?
と思うくらい絶品だった記憶が。
とはいえ、『御鼎香脆皮烤鴨餐廳』は10年ほど前に来訪したお店。
今回は記憶が美化されていないか確かめるべく再訪してみました。
『御鼎香脆皮烤鴨餐廳』とは?
台北MRTの忠孝新生駅すぐ
若者に人気の文化施設「華山1914文化創意産業園区」も徒歩5分ほどの距離にあるので、抱き合わせで観光するのもアリです。
台湾メディアに引っ張りだこの有名店
実はこのお店、ローストダックの大会で優勝経験もあるシェフのお店。
台湾のメディアにも度々取り上げられる有名店です。
店内は日本人は我々だけだったので、地元の台湾人を中心に人気のお店のようです。
アヒルが従順に片手乗りする
ゴッドハンド
予約方法
人気店なので予約必須
過去2回とも前日か前々日に電話予約しました。
予約が取れなかった経験はないのですが、ローストダックはお客さんごとに一羽丸々準備する必要がありますし、お店に行くといつも満席なので、事前予約がおすすめです。
10年前は中国語が話せなかったので英語で電話予約しました
心配な人はホテルのスタッフさんに電話予約してもらうと安心です。
02-2579-0585
+886-2-2579-0585 (海外からの場合)
注文方法
お店に着いたらまず注文。
ローストダックはどのお店も、ある特殊な注文方法なので解説していきます。
メニュー・注文方法
「一鴨兩吃」「一鴨三吃」・・・
どういう意味?
多くのローストダック店では、アヒル1羽をどう調理するか?最初に選ぶ必要があります。
「兩吃」=2品(定番の皮に包む食べ方+1品)
「三吃」=3品(定番の皮に包む食べ方+2品)
「四吃」=4品(定番の皮に包む食べ方+3品)
「豆芽炒鴨肉絲」鴨肉の細切りと豆もやし炒め
「麻香椒鹽鴨架」鴨の骨部分の肉のスパイス炒め
「酸白菜鴨骨湯」白菜の漬物と鴨の骨部分の肉のスープ
今回は、夫婦2人&小さな子供の2.5人という感じだったので、量的に「兩吃」で十分だと思い、+1品は酸白菜鴨骨湯(白菜の漬物と鴨の骨部分の肉のスープ)にしました。
ちなみに、予約時点では食べ方は伝える必要がないので、安心してください。着いてからで大丈夫です。
食べてみた
烤鴨(ローストダック)
ゴッドハンドシェフが
アヒルをさばき始めた!
華麗な手さばき。
間近で見れて楽しい
テカテカの美味しそうな鶏皮が運ばれてきました。お肉もたっぷり付いてるのは日本では見られない光景ですね。
きゅうり、ねぎ、にんにく、唐辛子などの薬味もソースと一緒に皮に包むとアクセントになり、非常に美味しいです。お肉単体で食べてもウマい!
記憶に違わずウマい!
ほんのりあたたかく
油がじゅわっとしみ出す
小麦粉の皮も美味しい
お肉の部分も『天厨菜館』のような血っぽいレバー感がなく、やわらかくてさっぱりとしています。
好みにもよりますが、同じアヒルなのか疑うほど違いました。
酸白菜鴨骨湯(白菜の漬物と鴨の骨部分の肉のスープ)
でかっ!!
普通に土鍋の大きさで来ました…。
春雨や豆腐、アヒルの骨付き肉もゴロゴロ入っていてすごいボリュームでしたが、酸味の強いスープなのでさっぱり美味しくいただけました。
春雨に味がしみてて美味しい~
最低でも大人3~4人で来るのが理想
とはいえ、夫婦でアヒル一羽はさすがに量が多すぎました。覚悟はしていましたが・・・。
最低でも大人3~4人で来るのが理想です。
…と言いつつも、同じ2300元なら三吃でも良かったかなぁと少し後悔も。
ローストダック+スープだけだと、スープがただただ巨大すぎて、後半ちょっと飽きちゃいました。あんまり食べ残すのも気が引けますが、正直3品くらいあっても良かったです。
台湾は余ったら打包(持ち帰り)
できるしね
他のテーブルは大人数で来て、いろんな料理を頼んでました。海鮮などの一品料理も豊富なので、次回は大人数で来ていろいろ試したいです。
店員さんの接客がすばらしい
ほかにも特筆すべき点として、台湾の飲食店の中でも最も接客が心地よいお店でした。
テーブルの上のゴミをマメに回収してくれて、いい気持ちで食事できました。それでいて、ほどよい距離感。
台湾でこういった接客を受けたことがなかったので驚きました。外国人向けのお店ではなく、台湾人客の多いお店だったのでなおさら驚きました。
小さな子供にも親切です。いい感じの位置に子供用の椅子をささっと置いてくださいました。
まとめ
というわけで結果、やはり記憶に違わない美味しい烤鴨(ローストダック)でした。
自信を持ってオススメできるので、興味のある方はぜひ足を運んでみてください!
台北のローストダックでは
4年連続ミシュランの『北平陶然亭餐廳』も気になってます