奶茶街(ナイチャージエ)
と呼ばれてるみたい
タピオカミルクティーの激戦区だ
いわゆる、新旧のタピオカミルクティーの人気店が集まる通りです。台湾の若者の間では、かなり有名な場所だそう。
今回はそんな、奶茶街(ナイチャージエ)で人気のタピオカミルクティー5種を飲み比べて、味の感想など正直レポートしたいと思います。
記事の最後に、個人的に1番美味しかったお店を発表しますので、ぜひ参考にしてみてください!
「タピオカミルクティー通り」どこにある?
高雄で今1番熱い「鹽埕区」
奶茶街(ナイチャージエ)と呼ばれる、いわゆるタピオカミルクティー通りは、高雄の鹽埕区にあります。
高雄観光では外せない「駁二芸術特区(駁二アート特区)」があるエリアです。
駁二芸術特区(駁二アート特区)では、使われなくなった倉庫をリノベーションし、新進気鋭のアーティストの作品を展示しています。オープンは2002年とかなり昔ですが、イベントなどの創意工夫で年々知名度を上げ、来場者数がどんどん増えている場所です。
広すぎて敷地内に
ライトレールが走っている
駁二芸術特区(駁二アート特区)からすぐの場所には、ロマンチックなナイトクルーズが人気の「愛河(アイフー)」もあります。
昔ながらの旧市街も残っており、新旧が混在するおしゃれで特別な雰囲気が、台湾の若者や観光客から絶大な人気を誇る場所です。
奶茶街は鹽埕埔駅すぐ
奶茶街(ナイチャージエ)と呼ばれるタピオカミルクティー通りは、そんな鹽埕区の中心部「MRT鹽埕埔駅」の2番出口を出てすぐの場所にあり、非常にアクセスしやすい立地です。
駅を出るとすぐ見える
こちらの通りです▼
「奶茶街(ナイチャージエ)」はあくまで通称。本来は「新楽街」という名前で、1970年代辺りまでは有名なジュエリーショップ街だったそうです。
今でも昔ながらの宝石店が多くレトロな雰囲気。でも、歩いてみるとおしゃれなタピオカミルクティーのお店が建ち並んでいます。
道幅が狭いので
バイクに注意してください!
「老舗店 VS 新興店」5店で飲み比べ
お店・メニュー選びの基準は?
今回は奶茶街(ナイチャージエ)にあるタピオカミルクティー店の中から、台湾人Youtuberやブロガーの評価が高い5店をランダムにピックアップしました。
・新興店:『不二』『松藝奶茶』『藕家』
▲オレンジの線が奶茶街(ナイチャージエ)。この通りに今回飲み比べする人気の5店舗が集中しています。
甘さ・氷の量は、選べるお店と選べないお店があったので、そのお店で1番スタンダードなタピオカミルクティーを頼むようにしました。
早速、スタート!
樺達奶茶▶︎良くも悪くもスタンダード
『樺達奶茶』は1982年からある老舗。今や台北、台中、台南などの主要都市にも店舗がある超有名店です。この奶茶街(ナイチャージエ)の店舗が本店にあたります。
店前のでっかいカップが
目印です
メニュー
看板メニューのタピオカミルクティー「樺達奶茶」は、氷ナシで甘さは八分(80%)と固定されており、選べないようです。
飲んでみた感想
樺達奶茶+珍珠 60元
無冰(氷なし)・八分(甘さ80%)
これぞ、スタンダードな味という感じで、特に感動はありませんでした。このレベルなら、もしかしたら日本でも味わえるかも・・・。台北駅や高雄駅などにも店舗がありますし、奶茶街(ナイチャージエ)でわざわざ飲まなくてもいいかもしれません。
でも、これこそが
万人ウケする味なのかも?
双妃奶茶▶︎超絶モチモチタピオカ
『双妃奶茶』は今回行った5店の中では最も古めかしい雰囲気でした。もともと『樺達奶茶』から派生したお店らしく、こちらもなかなかの老舗と言えると思います。
老舗感、満載!
メニュー
『樺達奶茶』から派生したお店というだけあって『双妃奶茶』も氷と甘さが選べないという固定スタイル。氷ナシで甘さが全糖(100%)と固定されていました。
飲んでみた感想
双妃奶茶 Lサイズ 45元
無冰(氷なし)・全糖(甘さ100%)
タピオカがモッチモチでウマい!
ちなみに『双妃奶茶』は、紅茶を蛇口から出しててびっくりしました。なかなか見られない光景なので楽しいかも。
不ニ▶︎茶葉の旨みが濃厚
『不二』はMRT鹽埕埔駅を出てすぐお店の店名が見えます。
おしゃれで今風の外観。小さいですが、ちょっとしたベンチのイートインスペースもあります。
メニュー
茶葉にこだわりがあるためか、お茶のラインナップ多いです。
●=店長推薦
○(白丸)=季節限定
○=甘さが選べない商品
だそうです。
飲んでみた感想
珍珠奶茶 Lサイズ 40元
少冰(氷少なめ)・半糖(甘さ50%)
とにかく
ミルクティーが美味しい!
松藝奶茶▶︎茶葉の苦みが本格派
『松藝奶茶』は今回の5店の中ではMRT鹽埕埔駅から1番遠い位置でした。
遠いと言っても徒歩3分だ
このお店も『不ニ』と同様、おしゃれで落ち着いた雰囲気です。
メニュー
今メニューを見て気づきましたが、注文時に「珍珠奶茶(ジェンジューナイチャ)」=「タピオカミルクティー」と言っただけなので、自分がこのメニュー内の何を指して注文したのか、はっきりは分かりません。
よく見たら
「珍珠奶茶」などメニューにないぞ
おそらく、1番上の紅茶牛奶(ミルクティー)に珍珠(タピオカ)を入れたモノを出していただいたと思います。
飲んでみた感想
紅茶牛奶+珍珠 65元
少冰(氷少なめ)・半糖(甘さ50%)
藕家▶︎新感覚タピオカに驚く
『藕家』はMRT鹽埕埔駅の2番出口を出てすぐ向かいにあり、緑の可愛らしい外観が目を惹きます。お店はオープンな雰囲気で気軽に入れます。
イートインできる座席がたくさんあり、ちょっと休憩するのに最適です。
メニュー
赤丸に「推」や「大推」と書かれているのがお店のオススメ。
こちらの『藕家』は、今回の5店の中で最も特筆すべきお店といってもいいと思います。なんと、“手作りれんこんタピオカ” がウリの健康志向のお店。
▲公式FBには、レンコンを刻みまくるおばちゃんの写真が。
▲お店のイチオシ商品は写真付きで掲示されていました。
店員のおばちゃんが一生懸命「健康な手作りタピオカ!黒糖がオススメ!」と連呼してきたので、写真にも載っている黒糖入りにしました。
フレンドリーな店員さんにほっこり
飲んでみた感想
黑糖鮮奶茶+蓮藕珍珠 Lサイズ 88元
人生で1番うまいタピオカだ
モチモチ感や食べ応えがあるのに
さっぱりしてるな
夫はタピオカがあまり好きではないのですが、そういうメンズにも挑戦してほしいです。そして、タピオカ好きな妻も納得の美味しさ。
「手作りのれんこんタピオカ」ということで、良い原料を使い手間がかかっている分、価格が少し高いのが難点。でも、飲む価値は十分すぎるくらいあります。
ランキング発表
独断と偏見のランキング
味覚チャート
味の感想(総合)
ズバリ、1位は『藕家』!!
タピオカの美味しさ、ミルクティーのクオリティをすべて総合した結果、妻・夫ともに1番好きなタピオカミルクティーでした。
正直、完全なるダークホースでしたが、お茶の濃厚さもちゃんと感じられ、健康志向の野菜タピオカでありながら食べ応えがありうまい。満足感抜群のタピオカでした。
でもミルクティーだけなら
茶葉が濃厚な『不二』かな
タピオカだけなら『双妃奶茶』の
モチモチ感はクセになるよ
店舗数も多くて有名な老舗である『樺達奶茶』に1番期待していましたが、まさかの5位。もしかすると急に店舗を増やしすぎて、店舗によってクオリティーに差が出ている可能性もある?(真相は分かりません)
味の好みは人それぞれ個人差がありますので、ぜひ皆さんも高雄の奶茶街で、自分のお気に入りを見つけてみてください!
高雄 タピオカミルクティーMAP
今回行ったタピオカミルクティーの人気5店:『樺達奶茶』『双妃奶茶』『不二』『松藝奶茶』『藕家』
MRT鹽埕埔駅の2番出口を出てすぐの通り、オレンジの線が奶茶街(ナイチャージエ)です。