台湾人はとにかく鍋が好き！
とよく言われますが、実際に台北には鍋店が多いこと多いこと・・・。
そんな中でも超人気店なのが、国父紀念館近くにある『長白小館(ジャンバイシャオグァン)』です。
看板メニューは中国東北部発祥の「酸菜白肉鍋(スァンツァイバイロウグゥオ)」という白菜の漬物と豚バラの鍋。これを求めて開店直後からお客さんが次々と押し寄せ、行列ができています。
あまり予備知識なしに行ったのですが、2人では食べきれないほどのボリュームと、白菜と豚バラの組み合わせの美味しさに大満足！でした。
ということで今回は『長白小館』の酸菜白肉鍋についてご紹介していきます！
台北人にも大人気『長白小館』とは？
ローカルな雰囲気
台北の中でもきれいめな都会であるMRT忠孝敦化駅周辺。ですが、大通りから1本入ると台湾らしいローカル感が出てきます。
そんな場所で赤白のシンプルな看板を掲げる『長白小館』。店構えも店内もローカル感満載です。
夜になると行列ができるほどの人気店なので、お店の外には椅子が用意されています。
酸菜白肉鍋とは？
『長白小館』の看板メニューである「酸菜白肉鍋」の読み方は「スワァンツァイバイロウグゥオ」。
元々は中国東北部の料理です
中国東北部はめちゃめちゃ寒い地方なので、冬に備えて白菜を漬物として保存しつつ、自然の温度で冷凍保存された豚肉とあわせて、冬の時期に食べる鍋。豚肉にも秘密があり、茹でたり蒸したりすることで脂を落としてから冷凍するのだそうです。
つまり、日本でも定番になっている豚キムチ鍋から唐辛子と豚の脂を抜いた感じなわけですが、そうなるともはや別の料理なのでイメージはつきにくいかもしれません・・・。
もうよく分かんないから
実際に食べてみよう
メニュー・注文のコツ
日本語メニューあり
この写真は2019年時点の価格です。
日本語のメニューも用意されていました。
他にも1品料理がありますが、まずは看板メニューの酸菜白肉鍋を注文して、様子を見て追加した方が良いと思います。と言うのも・・・
この鍋、かなりのボリューム！
そして、上のメニューでちょっと分かりにくいかなと思ったのが、お肉の量についてです。
と書いてあるのですが、これは追加のお肉でして、実は鍋には最初から豚肉がたくさん入っています。
僕たちはそれを知らずに豚肉と羊肉を選んだのですが、そうするとデフォルトで豚肉がたくさん鍋に敷かれていたので・・・
豚肉かぶってるじゃん！
めっちゃ量多いし
という事態に。まぁ、そもそも「酸菜白肉鍋」は基本豚肉メインの鍋ですから、それはそれで良いのですが・・・。しかも、ツウな人はオール豚肉らしい。
しかし、全種類の肉を食べてみたい！という人は牛肉と羊肉を選べばOKです。
ちなみに、1品料理の日本語メニューもあります。鍋がボリューミーすぎて1品料理には手が出せなかったのが残念です。
公式FB 2023年5月時点のメニュー（日本語）。※クリックで拡大可※
『長白小館』の酸菜白肉鍋を徹底解説！
鍋を待つ間にタレを作る
鍋が運ばれてくるまでの時間＆煮込んで完成するまでの時間、合わせて10分ほどかかります。
その間に、お店の一角でお好みのタレを作りましょう！
オススメのタレの作り方が貼られているのでそれに従ってもよし、直感で自分オリジナルのタレを作ってもよしです。
素晴らしいことに、
パクチーは食べ放題！
パクチー好きは歓喜しながら山盛りのパクチーをタレにぶち込みましょう。
基本の鍋を味わう！
▲酸菜白肉鍋 小鍋 980元（3,600円）
※上記は2019年の価格。2023年現在、小鍋は1180元です。
2人前とされている小鍋です。
写真では大きさが分かりにくいとは思いますが、これで2人前？！という大きさ。
上に覆い被さった豚肉がデフォルトの肉で、さらに2皿の肉があるという状況です。小鍋と言いつつ、なかなかボリューミーですよね。
すぐに食べられるのではなく、しばらく火にかけて具材に火を通す必要があります。
店員さんが「まだだよ」「もういいよ」みたいにジェスチャーで教えてくれるので大丈夫です。
まずは少し酸味のある白菜と脂を落とした豚肉を一緒に味わいましょう。
豚バラなので脂っこいという先入観があるりましたが、煮込んでも脂が出てこないほど下処理されているのでサッパリしています。
相性抜群の白菜と豚肉は大満足の味！
▲上を覆っていた豚肉を食べていくと、カニ、小エビ、しいたけ、高野豆腐がゴロゴロと出てきます。
スープがかつおだしベースなこともあって、日本人にもどこか馴染みのある味です。日本人観光客にも人気が高いというのも頷けます。
追加のお肉を投入
追加のお肉（基本セットで2皿選べる肉）も投入！上記の写真は豚肉。脂を落とす下ごしらえがしてあるので、ちょっとぱさついたベーコンみたいな見た目です。
こちらが羊肉。
普段は羊肉が好きな僕たちですが、やっぱりこの鍋は豚肉のほうが美味しいと思いました。
このお店に限っては豚肉最高！
食べきれないボリューム！
2人前と書いてあった小鍋ですが、夫婦2人ではちょっと食べ切れないボリュームでした。
上の写真が満腹すぎてギブアップしたところ。お肉はほぼ食べたのですが、他の具材がかなり残ってしまいました。
男性2人でも十分な量というか、満腹になるくらいだと思います。
中鍋は（3～4人前）と書いてありますが、3人なら小鍋にすることをオススメします。
もし足りなければお肉などの具材を追加すればいいと思います。
何時に行くのがおすすめ？
夜は混むので早い時間がオススメ
夜の部は17時開店なので、できれば17時に行くのがオススメです。
僕たちは17時に突撃してすぐに入れましたが、お客さんが次々と来店してあっという間に満員になりました。帰る頃（18時～18時半）には外には行列ができているほどでした。
超人気店のため夜は予約が必須らしいですが、開店直後なら予約なしでも滑り込めます。
早めの夕飯として『長白小館』の酸菜白肉鍋を食べて、一度ホテルに帰って落ち着いてから、夜市やデザートを食べに行ってみてはいかがでしょうか？
ちなみに、毎年8月の1ヶ月間は全休らしいので、ご注意を。
孤独のグルメに登場！
孤独のグルメ 2023大晦日スペシャル
2023年12月31日（日）夜10時から放送された
孤独のグルメ2023大晦日スペシャル
井之頭五郎、南へ逃避行『探さないでください。』
に『長白小館』の酸菜白肉鍋が登場しました。
沖縄の回かと思いきや、
最後に台湾でビックリ
五郎さんが満足げに『長白小館』の酸菜白肉鍋を堪能しているのを見て、我々もまた食べたくなりました。
作中では店内は比較的ガラガラでしたが、実際は常に満席だと思いますのでご注意を！
アクセス・営業時間
長白小館
住所：台北市大安區光復南路240巷53號（国父紀念館駅から徒歩3分）
営業時間：11時30分～14時00分
17時00分～21時00分
※月曜定休
※8月の1ヶ月間は毎年全休らしいので注意。