地図を見たり、お店を調べたり、旅行中でもスマホは必需品です。
海外旅行では、国内キャリアのSIMを使うと国際ローミングとなるため、通信料金が高額になってしまいます。
そこで台湾キャリアのプリペイドSIMを購入し、SIMフリーのスマホやタブレットに挿入して使うことにしました。
事前に調べてみると桃園空港のキャリアショップでプリペイドSIMを購入するという記事が多かったのですが、台北市内でプリペイドSIMを購入した方がよい場合もあると分かり、実際に「台湾モバイル」の台湾市内にあるショップで購入しました。
今回は、桃園空港と台北市内のキャリアショップの違いや、どのようにプリペイドSIMを購入したのかについてご紹介したいと思います。
桃園空港と台北市内のキャリアショップの違い
桃園空港のキャリアショップの営業時間
そもそも僕が桃園空港ではなく、台北市内のキャリアショップに行こうと思ったきっかけは営業時間です。
桃園空港のキャリアショップの営業時間は以下の通りです。(2018年2月時点)
キャリア | 第1ターミナル | 第2ターミナル |
T Star | 10:00~20:00(3F) | 10:00~20:00(2F) |
中華テレコミュニケーション | 8:00~24:00(1F) 10:00~20:00(3F) |
8:00~22:00(1F) 7:00~19:00(3F) |
台灣大哥大 | 8:00~24:00(1F) 10:00~20:00(3F) |
8:00~22:00 |
亞太電信 | 9:30~21:30(3F) | 10:00~20:00(2F) |
特樂通 | 8:30~21:30(1F) 6:30~21:30(3F) |
8:30~21:30(1F) 9:00~21:30(2F) |
遠傳電信 | 10:00~20:00(3F) | 8:00~22:00(1F) |
最新の桃園空港のキャリアショップの営業時間はこちらでご確認ください。
→桃園空港Webサイト
大手キャリアである、中華テレコミュニケーションや台灣大哥大(台湾モバイル)の営業時間が長めになっており、第2ターミナルでは22:00まで、第1ターミナルでは24:00までです。
今回のフライトでは桃園空港(第2ターミナル)到着が22:10でした。第2ターミナルでの営業時間はすでに終わっており、第1ターミナルに急いで行かないといけない状況です。
それならもうその日は諦めて、翌日に台北市内で購入すればよいかと思ったのです。しかも後日プラン的にもその方が良いことが分かりました。
プリペイドSIMのプラン
プリペイドSIMのプランは大きく分けると、計日型と計量型があります。
計日型とは、何日間データ通信を使い放題というプランです。桃園空港で購入できるのはこちらのプランです。
計量型とは、決められたデータ通信量に達するまで利用できるプランです(ただし、最長の利用期間も決まっています)。台北市内ではこちらのプランも購入できます。
結論から言うと、1週間未満の旅行なら桃園空港で購入できる計日型プランで良いと思いますが、1週間以上の長期滞在であれば台北市内で購入できる計量型プランの方が良いと思います。
以下では、実際に購入した「台北モバイル」を例に詳しく説明します。
1週間未満の旅行なら桃園空港で計日型プラン
台湾モバイルの計日型プランは3日間から30日間まで用意されています。
そのうち、5日間、6日間、7日間、10日間、15日間、30日間については、空港でしか購入できないプランです。
この計日型プランでお得なのは、Aの3日間使い放題300元と、Bの5日間使い放題300元の2つだけだと思います。
動画を見たりするのでない限り、そんなにデータ量を使うことはないと思いますので、下記の計量型プランの方がお得だと思います。
1週間以上の長期滞在なら台北市内で計量型プラン
台湾モバイルの計量型プランは、1.2GB、2.2GB、8GBの3種類です(表の一番右のプランは計日型の3日間使い放題プランです)。
計日型プランではAとB以外は300元より高くなるのと比べて、計量型プランでは1.2GBプランが300元です。
1週間程度の滞在であれば1.2GBに収まる可能性が高いですし、計日型Dの7日間使い放題500元よりもお得だと思います。
また、1週間以上の長期滞在となれば、ますます計量型プランの方がお得です。
データ量がなくなればチャージすれば良い(店舗でもネットでも可能)ので、まずは様子見で1.2GBプランを購入して、データ量がなくなれば利用状況や残り日数を考えて、1.2GBプランまたは2.2GBプランをチャージすれば良いと思います。
ちなみに、1.2GBプランには100ドル分の電話料金も含まれています。これは時間に変換するとピークタイムで10分間、オフピークタイムで20分間です。
※オフピークタイムとは、月~金は23:00~7:59と、土12:00~月7:59、祝日です。要はビジネスで使わない時間ということのようです。
台北市内のショップでプリペイドSIMを購入してみた
台湾モバイルの計量型プランを購入することに
まとめると以下の理由から、台北市内でプリペイドSIMを購入することにしました。
- 桃園空港に到着する時間が遅いため、空港でプリペイドSIMの購入が難しい
- そもそも長期滞在の場合は、空港で購入できる計日型プランよりも、市内で購入できる計量型プランの方がお得
ということで、宿から近いキャリアショップを探すと、台湾モバイルの台北駅前店が良さそうだと思いました。
台北駅前ということで旅行者がプリペイドSIMを購入することも多いでしょうし、店員さんも慣れているのではと思ったのが理由です。
台湾モバイル台北駅前店
台北駅前の新光三越百貨店の隣、凱撒大飯店(シーザーパークホテル)の1階部分に台湾モバイル台北駅前店があります。
お茶屋さんの隣です。myfone/台灣大哥大という看板があります。
台湾モバイル台北駅前店です。
つくりは日本のキャリアショップとほぼ同じです。入ったところにスマホやタブレットが並んでおり、奥にカウンターがあり店員さんがいます。紙を引いて受付の順番を待ちます。
プリペイドSIM(計量型プラン)を購入
順番が来たので店員さんに話してみました。
僕「I want to buy 4G prepaid SIM card」
店員さん「how long」(計日型プランだと思われたようです。)
僕「No, 1.2Gigabyte plan」
店員さん「OK, 300 dollar」
これで通じました。
てっきり、最初の時点で、プランの一覧表みたいなものを出してくれるかと思ったのですが、そういうものは無いようです。
英語が心配であれば「計量型 1.2GB」などとメモ書きして見せれば十分だと思います。
プリペイドSIMの購入にあたって必要だったのは、
- パスポート
- 現金300元(プランによる)
の2つでした。あとは、顔写真を撮影されます。
SIMフリーのスマホやタブレットを出せば、SIMの挿入や設定は店員さんがやってくれますので、特に困ることはありません。
10分ほどで無事に開通し、ネットが使えるようになりました!
プリペイドSIMが面倒なら
日本でも買える
日本でも台湾で使えるプリペイドSIMが買えます。
しかもAmazonで。
無料WiFi
SIMが無くてもどうしてもネットを使いたいときに、電車や駅、カフェなどのお店では無料WiFiが使えます。
とは言え、地図を見ながら目的地まで歩きたいことも多いでしょうし、無料WiFiスポットだけでは事足りないと思います。
プリペイドSIMを購入するか、イモトのWiFiなどを利用することをオススメします。
まとめ
台湾でもスマホを使うためにプリペイドSIMを検討・購入しました。
1週間未満の旅行であれば桃園空港で計日型プランを購入しても良いと思いますが、1週間以上の長期滞在であれば台北市内で計量型プランを購入することをオススメします。
僕の場合は、台湾モバイル台北駅前店で計量型(1.2GBプラン)を購入しました。1.2GB使い切った場合は、それまでの利用状況と残り日数から、1.2GBプランまたは2.2GBプランのどちらかをチャージしようと思っています。