台湾土産の定番と言えば
パイナップルケーキ
今回は、あまたある台湾パイナップルケーキの中でも台湾人が最も好きなのではないか?というほど大人気の『小潘蛋糕坊』のパイナップルケーキをご紹介。
というのも妻の経験上、
1番好きなパイナップルケーキは?
と台北の方々に聞いたら大体、
『小潘蛋糕坊』か『佳德糕餅』だね
と答えるほど超有名店だからです!
※『佳德糕餅(Chia Te)』のパイナップルケーキについては、過去に詳しく書いています※▼
今回はそんな、台湾人が大絶賛するパイナップルケーキの名店『小潘蛋糕坊』の特徴、裏技的な購入方法、実際に食べてみた感想など、詳しく解説していきたいと思います。
『小潘蛋糕坊』とは?
台湾人が絶賛するパイナップルケーキの名店
『小潘蛋糕坊』は、台湾人から絶大な人気を誇るパイナップルケーキの名店。台湾人の友人からも何度もお土産にいただきました。
以前は日本人よりも地元民に人気のローカルな店という雰囲気が強かったのですが、あまりにも人気すぎて、ここ数年で台湾好き日本人にはかなり浸透したお店かと思います。
『小潘蛋糕坊』は、中国語読みで「シャオパンダンガオファン」。台湾人日本人共に、通称「小潘(シャオパン)」と呼んでいる人が多いです。
1番人気は「卵黄入りパイナップルケーキ」
『小潘蛋糕坊』の看板商品といえば「鳳凰酥(卵黄入りのパイナップルケーキ)」です。
お菓子に卵黄?
と、イメージしにくい日本人もいるかもしれませんが、中華圏では「鹹蛋黄(シェンダンファン)」という塩漬け卵黄を使用したお菓子がとても多く、中秋節(お月見)の時期によく食べられる「蛋黃酥(ダンファンスー)」等がポピュラーです。
子どもの頃から『小潘蛋糕坊』の近所に住んでいる友人に聞いてみましたが、地元民に人気なのもやはり卵黄入りパイナップルケーキだそう。日本人の台湾通の方々も、卵黄入り好きが多い気がします。
『小潘蛋糕坊』おすすめ商品
やっぱり「卵黄入りパイナップルケーキ」
『小潘蛋糕坊』の看板商品「鳳凰酥(卵黄入りのパイナップルケーキ)」は、やっぱりおすすめです。
100%パイナップル餡の『サニーヒルズ』などの鮮烈なフルーツ感があるパイナップルケーキとは一線を画す優しい味と口溶け。パイナップル感はあまりないものの、卵黄のまろやかさ・かすかな塩味がクセになる逸品です。
真ん中に塩漬け卵黄、周りに酸味少なめのパイナップル餡が入っており、日本人でもなぜか懐かしさを感じる素朴な味。
日本人は卵黄のお菓子にあまり馴染みがないので好みは分かれるかもしれませんが、『小潘蛋糕坊』でパイナップルケーキを買うなら卵黄入りがおすすめです。
餡はパイナップルのみではなく、冬瓜も入っているタイプで、パイナップルの主張は少なめです。
賞味期限は常温で30日程度です。
個人的おすすめ「蛋黄酥」
先ほども触れた、中秋節(お月見)の時期によく食べられる「蛋黃酥(ダンファンスー)」ですが、『小潘蛋糕坊』でも販売しており、超人気商品です。中秋節の時期は、この絶品蛋黃酥を求める地元民で、いつもに増して大行列になるそうです。
私も『小潘蛋糕坊』の「蛋黃酥」の大ファンです
もちろん、「鳳凰酥(卵黄入りのパイナップルケーキ)」も美味しいのですが、『小潘蛋糕坊』の蛋黃酥を初めて食べた時の衝撃がスゴすぎました。
▲『小潘蛋糕坊』本店の蛋黃酥。高級感のあるしっかりとした箱。確か15個入り600元(約2,700円)だったかと思います。他にも6個入り、10個入り、12個入り等があるようです。
残念ながら蛋黃酥の個包装はなく、箱を空けるとそのまま裸で並んでおり、上にプラスチックのカップ?がかぶさっているだけなので、おみやげに配る用には不向きです。
▲まず手に持ったときの1個の重量感がスゴイです。ずっしりしてます。
▲餡の甘さは控えめで、塩漬けの卵黄と合わさって甘塩っぱウマい!まわりの餡も美味しいです。
外側の皮もしっかりしており、バターの香りが濃厚。しっとりとサクサクのちょうど間のような絶妙な食感です。
『小潘蛋糕坊』本店に行ったら、人気の卵黄入りのパイナップルケーキ(鳳凰酥)と一緒に、ぜひ試してみてください!心の底からおすすめできる商品です。
購入できる場所・商品
台北市のお隣「新北市」に2店舗ある
台湾人は『小潘蛋糕坊』と『佳德糕餅』のパイナップルケーキが大好きだとお伝えしましたが、台北市内に本店がある『佳德糕餅』と比べて、『小潘蛋糕坊』が日本人に浸透するのに時間がかかっている理由として、お店の立地が関係していると思います。
『小潘蛋糕坊』の店舗は台北市のお隣、新北市です。
中正店(本店)と和平店(支店)がありますが、どちらも新北市にあります。とは言え、台北駅から30分以内で行ける場所なので、わざわざ買いに行く日本人も少しづつ増えている印象です。
・台北駅⇒板橋駅(MRT 約12分)
板橋駅⇒中正店(徒歩 約13分)
・台北駅⇒板橋駅(MRT 約12分)
板橋駅⇒和平店(タクシー 約11分)
商品紹介(種類・価格)
『小潘蛋糕坊』の店舗で買えるパイナップルケーキと価格です。
10個・・・230元(約1,035円)
12個・・・275元(約1,240円)
18個・・・415元(約1,870円)
10個・・・220元(約990円)
12個・・・265元(約1,190円)
18個・・・395元(約1,780円)
10個・・・350元(約1,575円)
12個・・・420元(約1,890円)
18個・・・630元(約2,835円)
普通のパイナップルケーキが1個あたり100円前後と、全体的にかなりリーズナブルです。
卵黄入りでもない、卵黄なしでもない「土鳳梨酥(純パイナップルケーキ)」は、餡に冬瓜が混じっていないパイナップル感の強いパイナップルケーキです。台湾では餡に冬瓜を混ぜているパイナップルケーキが多いですが、土鳳梨酥はパイナップル餡のみで作られ、繊維もしっかり残っています。
ちなみに『小潘蛋糕坊』では、個包装じゃない商品(裸の状態で箱に詰められている)は少しだけ割安になります。(1個あたり4~5元程安い)お土産に個包装なしを購入することはないかと思いますが、個包装なしのほうが出来たてで美味しいという声も多いです。
また、先ほどご紹介した「蛋黃酥(ダンファンスー)」はもちろん、その他のお菓子も色々置いてるようです。
6個・・・240元(約1,080円)
10個・・・400元(約1,800円)
12個・・・480元(約2,160円)
15個・・・600元(約2,700円)
実は、台北市内でも買える!
とはいえ、パイナップルケーキを買うためだけに新北市に行くのは面倒くさい・・・
そんな方に朗報です。
実は、お店の看板商品である「鳳凰酥(卵黄入りパイナップルケーキ)」であれば、台北市内でサクッと購入できます。
桃園国際空港、台北駅、台北市内の一部コンビニ、三越などでも取り扱っているんです。下記で詳しくご紹介!
桃園国際空港
桃園国際空港の第1ターミナル、地下1階にあるセブンイレブンです。
普段は分かりませんが、私が行った9月はちょうど中秋節の時期。2024年は6月3日~10月1日の3ヶ月間、特集棚が設置されていたようです。
ここで『小潘蛋糕坊』の卵黄入りパイナップルケーキの2個入りを発見!価格は79元。
早速、購入してみました。
台北駅
▲台北駅の1階。有名な白黒タイル広場の周囲に、セブンイレブンやファミマ(全家)がいくつか点在しています。
▲そんな台北駅ナカのコンビニで、台湾人が大好きな2大パイナップルケーキ『小潘蛋糕坊』&『佳德糕餅』を発見!
『佳德糕餅』のポップが目立ちますが、しれっと『小潘蛋糕坊』の卵黄入りパイナップルケーキもありました。
「鳳凰酥(卵黄入りのパイナップルケーキ)」12個入で380元(約1,700円)。
新北市の店舗で買うより約100元(約450円)ほど高いですが、台北駅で買えるなら払う価値はあります。
以前夜遅くに来た時は売り切れだったので、時間帯によっては在庫がない場合もあるかもしれません。今回は週末の夜8時頃に行きましたがありました。タイミングが良ければ手に入ると思います。
一部コンビニ
▲日本人に人気のホテルが密集する中山エリアのセブンイレブンで発見!在庫たくさんありました。
「鳳凰酥(卵黄入りのパイナップルケーキ)」12個入で388元(約1,750円)。台北駅よりも若干高いです。
その他
そのほかでは、三越のお土産売り場にも置いてるようです。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、卵黄入りパイナップルケーキが大人気の『小潘蛋糕坊』についてご紹介しました。
店舗に行かなくても、台北駅や桃園空港や街のコンビニで手に入れることができます。
余談ですが、私のまわりには
パイナップルケーキより蛋黄酥が好き
という台湾人が比較的多い気がします。
定番の卵黄入りパイナップルケーキはもちろんのこと、台湾人が大好きな蛋黄酥もオススメできる名店ですので、ぜひ試してみてください。