定番&人気の台湾土産について、スーパーやコンビニで購入可能な食品の記事を何度か書きました。
今回は、スーパーやコンビニと同じくらいお土産購入に最適な台湾のドラッグストアで買える定番台湾土産9つをまとめてみました。
台湾っぽいかわいいパッケージのお土産
失敗しにくい人気&定番のお土産
を知りたいという方は、ぜひチェックして見てください!
おすすめ台湾ドラッグストア3選
台湾ならではのお土産を買うのに便利なのが台湾のドラッグストアです。
台湾でもマツモトキヨシやTomod’sなどのドラッグストアを見かけますが、台湾の最大手ドラッグストアはおそらく以下の3つかと思います。
・Cosmed(康是美)
・POYA(寶雅)
▲Watsons(屈臣氏)。日本語発音は「ワトソン」。台湾中国語では「チューチェンシー」
▲Cosmed(康是美)。日本語発音は「コスメド」。台湾中国語では「カンシーメイ」
これらの大手ドラッグストアは街中にたくさんあるので、旅の途中で簡単に見つけられます。
店舗によって品揃えは異なりますが、どのお店も中心地では観光客を意識して台湾限定商品のラインナップを全面に押し出していて、観光客に優しいお店づくりをされている印象です。
▲台北中心部のドラッグストア店内。向かって左に「Bestsellers in Taiwan」の文字。
あくまで個人的な肌感ではありますが、台北中心地に一番多いのが「Watsons(屈臣氏)」、次に多いのが「Cosmed(康是美)」、たまに見かけるのが「POYA(寶雅)」という感じです。
どれもおすすめですが、「POYA(寶雅)」は店舗数が少ない分、1店舗当たりの面積が広くて品揃えがいい印象があるので、見つけたらぜひ覗いてみて欲しいです。
ちなみに、「寶雅」の台湾中国語の発音は「バオヤー」。日本語は多分…「ポヤ」?です。
台湾ドラッグストア 定番土産9選
台湾のドラッグストアも日本と同じくお菓子やカップ麺などが充実していますが、今回の記事ではドラッグストアならではの商品に限定してご紹介。
お土産に最適なかわいいパッケージの商品を中心にご紹介します。どれも人気&定番の台湾土産ですので、ぜひ参考にしてください!
(※1台湾ドル=4.5円で計算しています)
1.タイガーバーム 580円(2個)
▲見た目もサイズも絶妙にかわいい『虎標萬金油(タイガーバーム)』。
こちらのタイガーバームは150年の歴史があり、台湾土産として大人気。赤と白の2種類展開です。
筋肉痛、肩こり、虫刺され等に塗り薬として使用します。塗って軽くマッサージします。
▲大きめの30gもありますが、おすすめは写真の10g。
初めての人も試しやすく、2個で128元(約580円)と安いので気軽に買えます。ちょっとしたお土産に最適!
▲こちらは赤。
トラのマークがかわいい瓶タイプ。
▲こちらは白です。
▲赤と白の違いが気になって有効成分表を確認しましたら、基本的には全く一緒でした。(カユプテ油、カンファー、メントール、クローブ油)
ただ、赤のほうがクローブ油の配合量が多いので、体を温めて血行を促す効果が強まるようです。なので商品的には一応、赤=「温感」、白=「冷感」という風に差別化されているみたいです。
確かに、赤のほうがクローブの独特な癖のある香りが断然強かったので、漢方の香りが苦手な方には白のほうをお土産にするのがいいと思います。
実際に使ってみましたが、結構ソフトなスースー感なので、使いやすいです。眠気覚ましに使う方もいますが、目に入らないように注意!
2.萬應白花油 430円
台湾土産の特集記事などでよく取り上げられる『萬應白花油(ワンインバイファーヨウ)』。
こちらもタイガーバームと同様、肩こりなどに効くスースー系です。
レトロなデザインが好きな方におすすめです。
▲容器がプラスチックではなく、ガラスというのもかわいいポイントです。
写真は1番小さい5ccで95元(約430円)。台湾土産の定番で、以前別の記事でも詳しくご紹介しています。
▲説明書もレトロかわいい。
しかし、効能を見ると「咳、風邪、虫刺され、痛み止め、かゆみ止め、めまい、筋肉痛、腹痛、頭痛、やけど、日射病、乗り物酔い」等々…。

「ホントかよ!」と
思わず突っ込みたくなる効能数

万能薬…!?
実際に頭痛の時にこめかみに塗ってみたのですが、つけたか分からないくらい少量だったのに「ちょっと痛いかも…やばい」と思うくらいの強烈なスースー。しかし、数分後には頭痛が消えてなくなっていました。

ぜひ試してみて欲しい魔法の薬です
※個人の感想です※
3.萬應白花油(ロールオン) 760円
上記で取り上げた『萬應白花油』のロールオンタイプです。内容量は15ml。
指に着ける必要がないので手が汚れないし、キティちゃんやキキララやクロミ等、パッケージがかわいいキャラクターになっているのがポイント高し。その分ちょっとお高めではあります。
▲こんな感じで3つの玉がクルクルします。
元祖『萬應白花油』よりも香りが弱めで、スースー感もほどよい感じで使いやすいです。

ほぼ『ムヒ』!
実際、台湾の子供達は虫刺されの時によくこれを塗るらしいです。

台湾のママのバッグに必ず入ってるよ
子供向けにキャラクターのパッケージにしたのが、意外にも日本人のお土産として人気になったのかもしれません(?)。
4.綠油精 280円
緑の小さなフォルムとレトロなフォントがかわいい『綠油精(リューヨージン)』も人気のスースー系です。

個人的には一番好きなデザイン
▲こちらはおすすめの1番小さい3gで、価格は63元(約280円)です。
縦4cmくらいのガラス製の小瓶で、ちょっとしたお土産、お試しとしても購入しやすいサイズです。
先にご紹介した『萬應白花油』よりも甘い香りが特徴で、液体自体が緑色です。
何人かの台湾人に聞いたところ、『萬應白花油』よりも『綠油精』のほうが馴染みがあるという人の割合が多かったので、こちらのほうが台湾家庭に普及していそうです。
気になる方は『萬應白花油』と『綠油精』両方買って、ぜひ使い比べてみてください!

私はどっちも好きです
5.我的美麗日記のフェイスマスク

参照元:www.beautydiary.com.tw/
日本人にも大人気の台湾発のフェイスマスク『我的美麗日記(ウォーダメイリーリージー)』のフェイスマスクです。
正式な日本語訳は「私のきれい日記」だそうですが、台湾好き日本人は「私のびれいにっき」と呼んでいる気がします。
シート部分が柔らかくて保湿力が高くて種類豊富です。
ただ「種類がありすぎて、どれを買えばいいか分からない!」という声をよく聞きます。
おすすめは下記2つ。
①黑珍珠煥白面膜(黒真珠マスク)
▲「黒真珠マスク」は、こんなパッケージ。
8枚入で199元(約895円)。日本でネット購入すると1300円くらいなので現地で買う方がお得です。
昔からある『我的美麗日記』の定番商品です。パッケージの真珠がどことなく台湾らしさも感じられます。
②蜜若藍超能補水面膜(復活草マスク)
▲「復活草マスク」は、こんなパッケージ。
5枚入で220元(約990円)。日本でネット購入すると1200円くらいなので現地で買う方がお得です。
強力な保水力でビタミンやセラミド等を配合しており、発売するやいなやめちゃくちゃ人気になったマスクです。コスパもかなりいいと思います。
日本語の公式サイトが非常に分かりやすく、成分等が詳しく示されていて、肌悩み別に好みのマスクを選ぶことが出来ますので気になった方は調べてから購入すると◎。パッケージのデザイン・色は台湾版も日本版も同じなので探しやすいです。
▲ちなみに、台湾ドラッグストアのフェイスマスク棚です。
異常な種類の多さで何を選んだらいいか分からなくなり、立ち尽くした挙げ句に何も買わなかった経験も多々あります…(笑)。台湾初心者の方は、まずは定番『我的美麗日記』をぜひ試してみてください!
6.黒人歯磨き粉 220円~
約100年の歴史を持つ台湾の定番歯磨き粉。台湾人なら皆が知っている超ロングセラー商品です。
以前は「黒人牙膏(黒人歯磨き粉)」という文字と黒人のイラストがパッケージで、その強烈なインパクトから台湾土産として人気になりましたが、人種差別的だという批判により、2022年に「黒人牙膏」が「好來」に変更され話題になりました。
ただ、昔の名残で素敵な笑顔の黒人らしきお兄さんの顔は残っており、見つけやすいです。台湾土産としても未だに根強い人気があります。
▲価格は標準的な量(140g)で、49元~129元(約220~580円)とフレーバーや成分によってばらつきがあります。
ある台湾人の友人によると、最近はおしゃれな歯磨き粉もたくさん出てきているので、黒人歯磨き粉が一強!という感じではないけれど、価格が比較的安いので手頃に買える歯磨き粉として未だに人気が高いのでは?とのことでした。
7.めぐりズム 漢温ごこち 1340円(2箱)
日本の「花王」から発売されている『めぐりズム』の台湾限定商品です。
緑がヨモギの香り、オレンジが陳皮(ちんぴ)の香りです。
▲この商品は値札部分を見ると分かりますが、台湾のドラッグストアでおなじみの「買1送1(マイイーソンイー)」でした。
「買1送1(マイイーソンイー)」とは?
「1個買ったら1個無料で付いてくる」という意味。なのでこの値札の場合、平たく言うと2個で299元(約1340円)ということになります。
「じゃあ1個670円で買えるの?」と思う方もいるかもしれませんが、それはできないので注意!つまり、この『めぐりズム』は2箱買うことしか想定されてないということです。
私は昔、「買1送1」の商品を1箱だけレジに持っていき、店員さんに「値段変わらないんだし、もう1箱取ってきなよ!」と言われたのですが、荷物がかさばる関係で泣く泣く断って、不思議な顔をされたことがあります。
日本人的には「なら、1個半額で売ってくれよ…」と思っちゃいますが、それはそれで違うんですよね。日本人にとっては慣れないシステムですが、台湾のドラッグストアに行くなら必ず遭遇する表示なので、知っておきたい知識です。
▲話を『めぐりズム』に戻して、裏面の説明です。使い方は日本の『めぐりズム』と同じでアイマスクのように耳にかけるだけです。
1箱5枚入なのですが、箱が意外と荷物スペースを取ります。私は箱は現地で捨てて中身だけ持って帰国しました。
▲中身はこんな感じでペラッペラなのでほとんど荷物になりません。箱は現地で捨てるのがオススメです。
実際に使ってみましたが、陳皮のほうが少し癖のある台湾っぽい香りで、よもぎは日本の温泉系の入浴剤みたいな香りがしました。個人的にはどちらもいい香りでしたし、目の疲れが取れてリラックスできました。
もしお土産にする場合は、台湾好きの方には陳皮、判断しかねる方にはよもぎを買うのが無難かなと思います。
8. DR.WU(ドクターウー)のスキンケア
日本人にも大人気、台湾発のドクターズコスメ『DR.WU(ドクターウー)』。
『DR.WU』は「クリニックのスキンケアをご自宅で」をコンセプトにしており、アジア人女性の肌質に合うように作られていて日本人にも人気のスキンケアブランドですが、台湾のドラッグストアは圧倒的品揃えです。
▲『DR.WU』の商品だけでこの品揃え。
日本でも「マンデリック インテンシブ 18%セラム」という赤い角質美容液が爆発的人気となりましたが、台湾現地だとかなり安いです。
▲人気の角質美容液「マンデリック インテンシブ 18%セラム」は、日本のAmazonだと15ml=4,500円ほどですが、台湾では15ml×2本=850元(約3,800円)。つまり1本当たり約1,900円なので日本の半額以下で買えます。

前述した『めぐりズム』と同じ
「買1送1」なので2本購入!
▲今回は、人気の「マンデリック インテンシブ 18%セラム」を含めたお試しのスキンケアセットを買ってみました。
・角質ケア美容液(15ml)
・ジェルタイプ洗顔料
上記3種が入って799元(約3600円)でした。
▲サイズ感はこんな感じです。
▲大人気の角質美容液「マンデリック インテンシブ 18%セラム」。
15ml使い切ってみましたが、個人的には目立った効果は感じませんでした。もちろん個人差はあると思いますが、効果を実感するにはやはり2本くらいは使い切るべきだったかも?
でもこれだけ大人気ということは合う人には絶対に合うはずなので、試したい方は価格的にかなりお得な台湾での購入をオススメします。角質美容液のほかには日焼け止めも人気が高く、台湾の方が割安で購入できます。
9.生理用ナプキン(清涼感) 650円(2袋)
「台湾に来て生理用ナプキン?」と思う方もいるかもしれませんが、南国台湾ではスースーする生理用ナプキンがたくさん売っています。
特に夏は蒸し暑いので台湾女子は清涼感がプラスされた生理用ナプキンをよく使うそうです。
(※台湾の生理用ナプキン事情に関しては、誠品生活日本橋のスタッフさんのコラムに詳しく書かれていたので、ご興味のある方は読んでみてください)

これも「買1送1」なので、2つ購入!
写真は23cm(14枚入り)と29cm(12枚入り)。2個で約650円でした。
正直、荷物としては少々かさばりますが、割れ物などを買った際には緩衝材としても役立ちます(笑)。ナプキンの蒸れが気になる方はぜひ試してみてくださいね。
まとめ
いかがでしたか?
今回は「台湾のドラッグストアに行ってみたいけど、何を購入したらいいか分からない」「台湾ドラッグストアで人気・定番のお土産って?」という方に向けて、9つの商品をご紹介してみました。
ご紹介した商品はドラッグストア以外でも、大きめのスーパーでも取り扱いがあることがあります。時間をかけたくない方は大型スーパーに行けば色々と一気に手に入ると思いますので、ぜひ試してみてください。