台湾みやげの定番といえば
パイナップルケーキ!
しかし・・・ここだけの話、がっかりお土産としても名高いのです。なぜかと言うと、ばらまき用にテキトーに買うと、
ハッキリ言って超マズい・・・
※個人の感想です※
そこで、たくさんのクチコミを参考に
台湾リピーター&ガイドブックの評価が高い
日本人に人気のパイナップルケーキ
定番の8商品をピックアップ!
さらに、その8商品を食べ比べ、独断と偏見で
本当に美味しいパイナップルケーキランキングを作成しました。
また、どんな人へのお土産にすべき?
というのも商品別にコメントしています。
ぜひ参考にしてください!
人気の8商品をエントリー
・サニーヒルズ
・李製餅家
・小茶栽堂
・手天品
・オークラ プレステージ台北
・一番屋
・台北犁記 ※順不同
すべて超定番商品
これら8商品は、台北で買える台湾土産としてかなり人気の高いパイナップルケーキです。
どれも熱烈なファンがいる超定番商品で、リピート買いする日本人も多いです。
もちろん8商品すべて美味しいのですが、それぞれ味や特徴が全く違い、好みは確実に分かれるので、今回は細かくレポートしていこうと思います。
ぜひ、自分に合ったパイナップルケーキを探してください!
そもそもパイナップルケーキとは?
実は、2種類に分けられる!
「パイナップルケーキ」は台湾中国語で「鳳梨酥(フォンリースー)」と呼ばれています。ただ、厳密に分けると下記の2種類に分類されます。
この2つのどちらなのか?によって、味自体が大きく異なります。
下記で詳しく説明していきます。
昔ながらの味「鳳梨酥」
台湾で昔から主流だったのが「鳳梨酥」です。
「鳳梨酥」は、パイナップル+冬瓜(とうがん)の餡が入ったパイナップルケーキです。台湾人にとっては食べ慣れていて懐かしい味ということで、根強い人気があります。
諸説ありますが、昔の台湾パイナップルは今ほど甘くて柔らかい果実ではなく、パイナップル単体で餡を作るのは至難の業だったそう。そこで餡に冬瓜を混ぜることにより、酸味を抑えて甘味を強くし、なめらかな口当たりにしていたそうです。
ただ、日本人にとっては冬瓜は独特な風味がします。「香水のような味」と表現する日本人もいて、パイナップルケーキが苦手な日本人の大半は、この冬瓜の独特な風味が苦手なのではと思います。
新たなスタンダード「土鳳梨酥」
一方「土鳳梨酥」とは、比較的最近販売されるようになったパイナップル100%の餡が入ったパイナップルケーキです。
冬瓜の独特な風味がない分、日本人の大部分は「土鳳梨酥」のほうが受け入れやすい印象があります。パイナップル本来の美味しさを感じられる甘酸っぱくてフルーティーな味で、パイナップルの繊維も残っている餡です。
とはいえ、パイナップル100%の「土鳳梨酥」が好きな台湾人もいますし、冬瓜入りの「鳳梨酥」が好きな日本人もいます。
ですので今回の食べ比べでは、あえて土鳳梨酥と鳳梨酥を区別せずに、どちらもエントリーしています。
パイナップルケーキは個性が強い!
今回、8商品を食べ比べてみて分かったのは、パイナップルケーキというのは本当に個性が強いということです。食べ比べを通して改めて驚かされました。
生地の厚さ、餡の色、餡の量を見ても、違いは一目瞭然です▼
そこで今回は、クッキー生地とパイナップル餡の特徴も3つ星形式で記載しました。
よろしければ
次回のお土産選びの参考に。
では早速、
ランキングを発表します!
本当に美味しいパイナップルケーキ ランキング
下記で詳しくコメントしていきます。
第1位 サニーヒルズ
1個あたりの価格:50元 (約235円)
賞味期限:45日間 重さ:50g
土鳳梨酥(パイナップル100%)
『サニーヒルズ』とは?
台湾パイナップルケーキ界のスーパースター的存在である『サニーヒルズ(微熱山丘 SunnyHills)』。創業は2009年。
それまで主流だった冬瓜(とうがん)が混ざったパイナップルケーキを、パイナップル100%で美味しく作り上げることに成功した先駆者で「土鳳梨酥(パイナップル100%餡)」の存在を世に知らしめました。
その美味しさもさることながら、来店客に1個まるごと試食させるサービス(美味しい台湾茶もついてくる!)を実施したり、紙袋ではなくオリジナルのエコバッグを採用するなど、数々の革命を起こして一気に人気店となりました。
クッキー生地
サクサク ★★★
しっとり ★☆☆
パイナップル餡
酸味 ★★★
繊維 ★★★
全体の感想
実は今回『サニーヒルズ』は最後の8番目に試食したので満腹だったのですが、それでも圧倒的に美味しいと感じました。
餡は甘味と酸味のバランスが良く、しっかり繊維質がありながら口当たりが良いです。パイナップル感をしっかり感じます。クッキー生地も餡の存在感に負けていません。バターが重すぎず、サクサクと食べ応えがあります。餡の存在感と生地の存在感が互いを引き立て、1個食べると大満足。でも、決してもたれません。
来店者全員にまるごと1個を試食させるという革命的な試みは、絶対的な自信の現れなのでしょう。賞味期限も約2週間→45日間まで延びて嬉しい限り。
予想通り?で申し訳ない
やはり圧倒的ウマさ
こんな人にあげたい!
間違いなく美味しいので、どんな人にあげても喜ばれるおみやげだと思います。ずっしりと重くて満足感も高いです。
ただ、あまりにも有名すぎるため、台湾リピーターの中には飽きてしまった人もいるかもしれません。また「あの冬瓜のクセがたまらん」という台湾玄人には物足りないかもしれません。こういう人は稀に『サニーヒルズ』のような新興勢力を好きじゃない場合があります。
サニーヒルズ 台北本店
営業時間:10時00分~18時00分
MRT台北小巨蛋駅(台北アリーナ駅)より徒歩15分
※本店以外では、桃園空港、台北101で購入できます。
第2位 小茶栽堂
1個あたりの価格:70元 (約329円)
賞味期限:製造から約1ヶ月 重さ:40g
土鳳梨酥(パイナップル100%)
『小茶栽堂』とは?
100%台湾産の茶葉を使用した商品で数々の受賞歴もあるお茶専門店『小茶栽堂』。
創業は2006年。華やかで台湾らしく、デザイン性の高いお茶パッケージが観光客にウケて、気軽に買えるおしゃれな台湾茶として台湾土産の常連となりました。
そして、お茶専門店でありながらパイナップルケーキやマカロンヌガーなどのお菓子のクオリティの高さも評判に。
今回食べ比べたパイナップルケーキは「紅茶土鳳梨酥(紅茶パイナップルケーキ)」という商品で、生地に『小茶栽堂』のオリジナル紅茶を使用しています。『小茶栽堂』のパイナップルケーキは、この紅茶味のみです。
クッキー生地
サクサク ★☆☆
しっとり ★★☆
パイナップル餡
酸味 ★★★
繊維 ★★☆
全体の感想
生地に紅茶が練り込まれていて変わり種的な一面もあり、食べ比べに加えるか迷った商品ですが、人気が高かったので加えました。
他の7商品と比べて、圧倒的に餡の酸味が強かったです。一瞬、柑橘が入っているのかと感じたほど。でも、これがパイナップル本来の甘酸っぱさなのだと納得。
紅茶の風味をほのかに感じる生地と、酸味が際立つ餡の相性が非常に良く、全体的に甘さ控えめでさっぱりまとまっています。甘すぎるお菓子や重めのお菓子が苦手な人にはウケると思いますが、好みは分かれそうです。
酸味の強さが僕好み!
紅茶は苦手だけどウマい
酸味がかなり強いから
好みは分かれるかも
こんな人にあげたい!
甘さ控えめでさっぱりしているので、甘党じゃない人にあげても喜ばれると思います。
また、紅茶好きの人にもうってつけのお土産です。台湾茶にも合うので『小茶栽堂』の台湾茶とセットにして渡したら、お茶好きの人には喜ばれるはず。
小茶栽堂 永康旗艦店
営業時間:10時30分~20時30分
MRT東門駅より徒歩2分
第3位 オークラ プレステージ台北
1個あたりの価格:46元 (約216円)
賞味期限:3週間 重さ:50g
土鳳梨酥(パイナップル100%)
『オークラ プレステージ台北』とは?
台北版の「ホテル オークラ」である高級ホテル「オークラ プレステージ台北」。
このホテルの1階にあるベーカリー『The Nine 烘焙坊』で毎日焼き上げるオークラ特製のパイナップルケーキがこちらの商品。
台湾らしいレトロ感のあるイラストのパッケージは見栄え抜群。見た目もさることながら、味も美味しいと評判になり、瞬く間に映えるお土産として大人気に。同じく台湾名物のヌガーもお土産として大人気です。
日系ホテルなので日本人客が圧倒的に多く、店員さんも日本語が堪能です。
クッキー生地
サクサク ★★☆
しっとり ★☆☆
パイナップル餡
酸味 ★★☆
繊維 ★☆☆
全体の感想
夫婦共々台湾パイナップルケーキの概念を良い意味で覆えされました。
日本の高級洋菓子店のような味で、異国のお菓子感は全くありません。日本人なら誰が食べても美味しいと感じると思います。
パイナップル餡は甘味と酸味のバランスが非常に良いです。繊維質の野性味が少ない割に存在感があり、それでいて上品な餡です。生地もバターの風味が豊かでありながら重すぎず上品。上品な餡と上品な生地の一体感が見事です。個人的には繊維質が少ないのが物足りなくもあるのですが、生地と餡のバランスを考えると、これがベストだと納得できます。
パッケージデザインも映えますし、高級感もあって、お土産に喜ばれそうです。紙箱を開けるとダイレクトにパイナップルケーキが出てくるので、ちょっと驚きます。
これ「パイナップルケーキ」なのかな?
高級なソフトクッキー
という感じかも?
こんな人にあげたい!
日本の高級洋菓子のような味わいで、日本人はかなり食べやすいと思うので、年齢性別問わず安心してお土産にできると思います。パイナップルケーキを食べたことがない人も美味しく食べられる逸品。『サニーヒルズ』以上に万人受けすると思います。台湾レトロで華やかなパッケージは可愛い物が好きな人にもウケそうです。
ただ「冬瓜のクセがあってこそパイナップルケーキ!」というような台湾玄人には物足りないかもしれません。
オークラ プレステージ台北 「The Nine 烘焙坊」
営業時間:8時30分~20時30分
MRT中山駅より徒歩4分
第4位 一番屋
1個あたりの価格:48元 (約225円)
賞味期限:3週間 重さ:50g
土鳳梨酥(パイナップル100%)
『一番屋』とは?
『一番屋』は著名人も宿泊する高級ホテル「台北晶華酒店(リージェント台北)」のすぐ裏にあるお店です。
日本にゆかりの深いご夫婦が1993年に創業したお店で、創業当時から日本人のお客さんが大半だったようです。店内では種類豊富な台湾茶を販売しており、アットホームな試飲カウンターは日本人観光客で常に賑わっています。
お店の一角で無添加の手作りパイナップルケーキを販売し始め、その美味しさから一気に台湾土産の定番となりました。5個入りのパッケージはパイナップル型で目を惹きます。お茶屋さんならではの烏龍茶が練り込まれた烏龍茶パイナップルケーキも人気です。
クッキー生地
サクサク ★★★
しっとり ☆☆☆
パイナップル餡
酸味 ★★☆
繊維 ★★☆
全体の感想
生地はサクサク感が強く、食べ応えがあり、バターもほんのり香ります。
餡は甘味、酸味、繊維すべてがほどよく調和し、食べやすい餡でした。生地と餡の一体感も素晴らしいです。
全体的にクセがなく無難な味で、さすが日本人の好みを熟知しているお店だな、という印象。日本人へのおみやげならば誰にあげても安心なパイナップルケーキだと思います。
生地が香ばしくてサクサク!
生地に塩気の旨みを感じる
こんな人にあげたい!
甘すぎず、酸っぱすぎず、重すぎず、軽すぎず。とにかくクセがなくて無難な味なので、老若男女に受け入れられやすい味だと思います。
ただ、台湾オタクともなると「一番屋? アノ日本人しか買わないパイナップルケーキね・・・」みたいな人もいるかもしれないので要注意です。
一番屋
営業時間:10時00分~20時00分(日曜のみ18時まで)
MRT中山駅より徒歩9分
第5位 台北犁記
1個あたりの価格:35元 (約165円)
賞味期限:2週間 重さ:45g
土鳳梨酥(パイナップル100%)
『台北犁記』とは?
『台北犁記』は1894年に台中で創業した『台中犂記餅店』というお店が暖簾分けし、1973年に台北にできた老舗。台北に1店舗のみです。
老舗だけあって高級感溢れる内装で、パッケージも目上の方に贈っても恥ずかしくないような高級感があります。
地元民にも人気があり、中華圏ではポピュラーな緑豆菓子や月餅も主力商品です。対して観光客人気が高いのはやはりパイナップルケーキ。パイナップル100%餡の「土鳳梨酥」と、冬瓜が混ざった餡の「鳳梨酥」の2種類とも販売しています。どちらも同じくらい人気だそうですが、今回の食べ比べでは少し割高でパイナップル100%の「土鳳梨酥」のほうをエントリーしました。
クッキー生地
サクサク ★★☆
しっとり ★☆☆
パイナップル餡
酸味 ★★☆
繊維 ★★★
全体の感想
「土鳳梨酥」なので冬瓜が入っていないはずなのに、かすかに冬瓜のような風味がしました。改めて成分表記を確認したところ「椰果(ココナッツ)」の記載あり。餡の歯ごたえがかなり強いと感じましたが、パイナップルの繊維ではなく、ココナッツだった可能性が高いです。ココナッツのクセはあるものの、パイナップル感もちゃんと感じます。
存在感のある餡に対して、生地の食べ応えも十分です。餡と生地の相性も抜群でバランス良くまとまっています。ずっしりとした高級感もあります。
このココナッツの甘みは良い意味でクセになる
私はちょっと苦手かも
こんな人にあげたい!
冬瓜ほどのクセはないものの、ココナッツの風味に “異国の味” “日本にはない何か”を感じるので、海外が好きな人や好奇心の強い人におすすめです。
ずっしりとした高級感があり、パッケージデザインもきちんとしているので、目上の方にも最適なお土産です。
ただ、外国料理の風味を少しでも感じるとダメな人にとってはオススメできないかもしれません。
台北犁記
営業時間:9時00分~21時00分
MRT松江南京駅より徒歩6分
第6位 佳德糕餅
1個あたりの価格:50元 (約235円)
賞味期限:40日間 重さ:45g
鳳梨酥(パイナップル+冬瓜)
『佳德糕餅』とは?
1975年創業の『佳德糕餅(Chia Te)』は地元台湾では超のつく有名店です。
台湾人に「美味しいパイナップルケーキ教えて!」というと、必ず挙がってくるお店で常に大行列。地元民が大量の紙袋を抱えて出てくる光景は有名で、さながら観光名所のようです。
『佳德糕餅』のパイナップルケーキは種類が非常に豊富で、クルミ入り、クランベリー入り、卵黄入りなど、好きな物を自分で選んで箱詰めにできるのも嬉しいポイント。
台北に1店舗しかないので店舗は非常に混雑しますが、最近では観光客が集中する台北駅や空港でも手に入ります。
クッキー生地
サクサク ★☆☆
しっとり ★★☆
パイナップル餡
酸味 ★☆☆
繊維 ★☆☆
全体の感想
他の7商品に比べて油分を強く感じました。台湾人は日本人に比べて油っこいものに耐性がある気がするので(というか、むしろ好き?)台湾人に支持されるのも納得です。油分の中に塩気の旨みも感じられます。ただ、我々にとっては少し油分が強すぎました。食べ終えた時、満足感を超えて少しもたれる感じがありました。
餡は冬瓜が入っているせいかかなり甘味が強く、酸味少なめですが、パイナップル感はちゃんと残っています。油分の多い生地に対抗できるくらい餡の存在感があり、生地と餡の相性は抜群です。ずっしりとした高級感と食べ応えがあります。
ただ、我々のように油分過多に感じる人も一定数いそうです。
生地の油分がスゴイ!
冬瓜はやっぱりクセがある
こんな人にあげたい!
「佳德糕餅のパイナップルケーキは、台湾人が1番好きな味」と紹介して渡したら、興味を抱く人も多いと思います。海外のローカル文化に対して好奇心旺盛な人には特に喜ばれそうです。
また「お菓子はバターたっぷりが好き!」というバター好きな人にもウケそうです。高級感、満足感も高いです。
ただ、冬瓜入りなので独特の風味があります。苦手な人も一定数いると思いますので要注意です。
佳徳鳳梨酥
営業時間:8時30分~20時30分
MRT南京三民駅より徒歩2分
※台北駅や空港の一部コンビニでも購入できます。
第7位 李製餅家
1個あたりの価格:22元 (約103円)
賞味期限:1ヶ月 重さ:30g
鳳梨酥(パイナップル+冬瓜)
『李製餅家』とは?
昔ながらの味で地元民の支持を集めている『李製餅家』。創業100年以上の老舗です。
台湾の伝統菓子である緑豆菓子や太陽餅なども人気。昔ながらの素朴な味わいを求めてやって来る年配の台湾人も多いです。レトロ感満載のパッケージや素朴な味わいが台湾好きな日本人にも支持され、台湾みやげの定番としても有名になりました。
包装は簡易な紙包で密封されていません。賞味期限は1ヶ月と長めではありますが、どうしても乾燥するので早めに食べるのがおすすめです。
クッキー生地
サクサク ★☆☆
しっとり ★☆☆
パイナップル餡
酸味 ★☆☆
繊維 ☆☆☆
全体の感想
他の7商品に比べて食べ応えが非常に軽く、さっぱりしています。味も素朴なので、例えるなら「美味しい駄菓子」という感じです。
冬瓜入りの餡ではありますが、餡自体の味が薄めなので冬瓜独特の香りもそこまで強く感じません。繊維もほぼなく、なめらかで少し硬いジャムのような食感です。生地のバター感もほぼ感じず、そもそも生地自体の厚さが薄いので、軽い餡と軽い生地の相性はよく、ある意味バランスがとてもいいです。
個包装の紙パッケージが非常に簡素なので、密封されていない分、箱を開けるとパイナップルケーキの香りがどっと広がります。1個が小さくて軽く、包装が簡易なので高級感はありません。ただ、レトロなパッケージは一周まわっておしゃれ。日本人でも“昔ながらの味だなぁ” と感じてしまうような不思議な魅力があります。
素朴な味だけど
不思議と上品さも感じる
味がとにかく薄い・・・
生地はパイみたいな味
こんな人にあげたい!
『李製餅家』のパッケージのようなレトロ感が好きな人にあげると喜ばれると思います。
また、素朴な味が好きな人やさっぱりしたお菓子が好きな人にも喜ばれると思います。
ただ、冬瓜入りなので独特の風味があります。苦手な人も一定数いると思いますので注意です。
李製餅家
営業時間:9時30分~21時30分
MRT中山駅より徒歩6分
第8位 手天品
1個あたりの価格:40元 (約188円)
賞味期限:2週間 重さ:45g
鳳梨酥(パイナップル+冬瓜)
『手天品』とは?
2002年の創業以来、香料、乳化剤、トランス脂肪酸を含む材料を一切使用せずに成分明瞭・無添加のお菓子を丁寧に手作りしている『手天品』。
こじんまりとした小さなお店でありながら、パン、ベーグル、クッキー、ケーキ、台湾の伝統菓子、オーガニック茶、無添加ジャム、卵、乳製品まで幅広く販売しています。良質な物を厳選しているので、食の安全への意識が高い地元民にも支持されています。
日本人観光客がかなり多いので、店内のすべてに日本語表記があり、安心しておみやげを購入できます。
クッキー生地
サクサク ★★☆
しっとり ★★☆
パイナップル餡
酸味 ☆☆☆
繊維 ★☆☆
全体の感想
パッケージを開けた瞬間、家でクッキーを焼く時のような香りが広がり、手作りだと分かるのが不思議でした。
他の7商品に比べて餡の甘味が最も際立っており、酸味はほぼありません。冬瓜入りなので甘味が強いのだと思いますが、そのわりに冬瓜特有のクセはまったく感じず、食べやすいは食べやすいです。しかし、酸味や繊維が少ない分、パイナップル本来のフルーティーさはあまり感じられませんでした。
生地は油分が少ないせいか、口の中の水分を吸われるような感覚が強く、のどが渇きます。
『手天品』のシナモンクッキー、ビスコッティ、くるみ入りデーツなどのお菓子は抜群に美味しかったので、個人的にはそちらをおすすめしたいです。
口の水分が吸われる!
餡は甘いだけと感じてしまった
やっぱり手作り感が強いね
こんな人にあげたい!
オーガニック系のお菓子が好きな人には絶対に喜ばれると思います。子供にも安心して食べさせられる商品ですので、食の安全意識が高いお母さんにも喜ばれそうです。また、全体的に甘いので、甘党の人にも喜ばれそうです。
ただ、パッケージがただのビニール包装なので、おみやげをもらった時のワクワク感はないと思います。逆に手作り感は伝わると思います。
手天品
営業時間:9時00分~20時00分(日曜定休/金曜21時まで/土曜18時まで)
MRT東門駅より徒歩10分
ランキング結果について
味の好みは人それぞれです
いかがでしたか?
独断と偏見の美味しいパイナップルケーキランキングでした。
大前提として、今回取り上げた8商品はすべて、間違いなく美味しいパイナップルケーキです。どれを購入してもそれなりに満足いただけると思っています。そして、味の好みは人それぞれ。参考までに私たちの味の好みを明記しておきます。
・酸味が好き。
・甘すぎるものは苦手。
・冬瓜の独特な味が苦手。
・バターが過剰なものは苦手。
・サクサク食感が好み。
冬瓜入りが苦手という点がランキングを大きく左右し、
6位~8位 ▶ パイナップル+冬瓜「鳳梨酥」
という結果となりました。
また、酸味が好きな私たちが第2位にした『小茶栽堂』に関しては、餡の酸味がかなり強いので、相当好みが分かれると思います。
このように、好みはどうしても出てしまいます。私たちと同じく冬瓜の独特な風味が苦手で、パイナップル100%の「土鳳梨酥」が好きな人にとっては参考になるランキングだと思います。
また、好みの違う人でも餡と生地の★★★の数をぜひ参考にしてみてください!
価格・コスパについて
価格ランキング
ここまでは純粋な「美味しさ」に関してまとめてみましたが、ばらまき用のお土産として買うなら、1個あたりのコスパも重要な要素だと思います。ここでは、価格ランキング(安い順)を紹介します。
第1位 李製餅家 | 22元 (約103円) |
第2位 台北犁記 | 35元 (約165円) |
第3位 手天品 | 40元 (約188円) |
第4位 オークラ プレステージ台北 | 46元 (約216円) |
第5位 一番屋 | 48元 (約225円) |
第6位 サニーヒルズ | 50元 (約235円) |
第7位 佳德糕餅 | 50元 (約235円) |
第8位 小茶栽堂 | 70元 (約329円) |
『小茶栽堂』たっか!
1個70元はさすがに・・・
日本円は2023年11月現在の超円安(1台湾ドル=約4.7円)で表記しています。ここまで円安だと、コスパも大問題です・・・。
改めてランキングにしてみると『李製餅家』は高級感がなくて駄菓子的な雰囲気がありますが、その分圧倒的に安いです。また『台北犁記』は高級感がある割に安く『オークラ プレステージ台北』も、パッケージが綺麗で高級感がある割に安く感じます。
味と価格を総合すると
・台北犁記
・オークラ プレステージ台北
はお得感がありますね
エントリーしなかった商品
人気商品多すぎる問題
今回の食べ比べにエントリーできなかったパイナップルケーキに関して、台湾人に人気のお店であれば
小潘蛋糕坊、舊振南餅店、郭元益
なども思い浮かびますし、日本人に人気で台北で買えるものなら
糖村、アンバサダーホテル、ホテル・ロイヤル・ニッコー・タイペイ
なども人気が高いかと思います。
もしかしたら「私が好きなアレがない!」とお嘆きの方もいるかと思います。
こればっかりは、すみません!
限界がありました・・・
美味しいパイナップルケーキは数知れず。また機会があれば食べ比べしてみようと思います。
今回はあしからず!
パイナップルケーキ関連記事
▼上記でご紹介した8商品について、詳細にレポートしています。