今回は、これまで食べた台湾グルメの中で、もしかすると台北でナンバーワンの美食だったかもしれないお店をご紹介します。
台湾リピーターの我々も
毎度通っているお店!
それは、台北最大の問屋街「迪化街(ディーファージエ)」にある『林合發油飯店(リンフーファヨウファンディエン)』のおこわ弁当です。
迪化街に行ったらからすみや台湾茶や雑貨小物などの台湾土産を買うというイメージが強いですが、美味しいグルメもたくさんあります。
今回は、そんな必食台湾グルメ『林合發油飯店』のおこわ弁当をご紹介します。
台北にある「迪化街」とは?
「迪化街」の読み方
迪化街は、日本語で「てきかがい」と読みますが、中国語発音では「ディーホアジエ」と言います。
古くからの問屋街で、今でも道の両側にずらりとお店が並んでいます。
日本統治時代には「永楽町」と呼ばれていて、その名残として迪化街の中にある市場は「永楽市場」という名称になっています。この「永楽市場」内に今回ご紹介するおこわ店『林合發油飯店』があります。
迪化街への行き方
▲迪化街の入口(南側)です。
迪化街の南側の入口までは、MRT北門駅から北へ徒歩8分ほど。微妙に離れているのでタクシーで行く人も多いかもしれません。
『林合發油飯店』に行ってみた
「永楽市場」建物内にある
▲迪化街の南側入口から北に100mほど進むと、右手に「永楽市場」と書かれた建物が見えてきます。
そう、市場と言いつつ、こんな感じの建物の中にある市場なんです。この「永楽市場」の建物に入ってすぐのところに『林合發油飯店』があります。
▲行列があるのですぐ分かると思いますが、この看板を目指しましょう!
住所:台北市大同區迪化街一段21號1樓(「永樂市場」建物内)
MRT北門駅から徒歩8分ほどです。
行列に並んでみた
『林合發油飯店』は大行列!
旧正月時期なのでここまで行列なのか・・・と思いきや、普段からこの程度の行列は普通の人気店だそうです。
営業時間は7時30分~12時00分。とはいえ、売り切れ次第終了なので、12:00までに・・・とは言わず、なるべく早めに行った方がよさそうです。
行列とは言っても、持ち帰りしかないので、サクサク進みます。
・・・と思っていたら、しばらく止まってしまいました。
「なんだろう?」と思って前をうかがうと、おこわが無くなったので炊き上がるのを待っているようです。しばらくすると大量のおこわが運ばれてきて、また販売がスタートします。
販売が止まると待ち時間が増えますが、その分、炊きたてのおこわが買えると思えば、我慢するかいもあります。
メニュー・価格 ※2024年最新版
セットメニューがおすすめ!
僕達が行ったときには見当たりませんでしたが、日本語メニューもあるらしいです。
※以下、最新の価格です(2024年1月時点)。
・油飯 1斤(おこわ 600g):130元
・油飯 半斤(おこわ 300g):65元
・鷄腿(鶏もも1本):90元
・滷蛋(煮卵1個):15元
・芋頭粿(タロ芋もち1個):25元
・[A] おこわ300g+鶏もも1本+煮卵1個:170元
・[B] おこわ600g+鶏もも1本+煮卵2個:280元
おこわは300g/600gが選べますが、1人前なら300gで十分だと思います。
2人でも、セットメニューのA(おこわ300g+鶏もも1本+煮卵1個)で良いくらい、ボリュームがあります。
「永楽市場」の建物内にもイートインスペースがあり、外に出るとベンチもあるので、適当に座って食べても良いですし、ホテル等へお持ち帰りしても良いと思います。
食べてみた
おこわも鶏も卵も全部ウマい
▲セットメニューのA(おこわ300g+鶏もも1本+煮卵1個)のおこわ弁当です。
おこわの上には、しいたけとそぼろ肉が乗っていて、日本の駅弁的な味付けのあっさり版とイメージすれば近いと思います。
おこわは日本のもち米よりはパラパラとしている細長いお米です。写真の色を見ると味が濃そうにも見えますが、思ったよりあっさりしています。
そして、『林合發油飯店』のすごいところは、おこわだけでなく、鶏ももも煮卵も美味しいところです。この2つも台湾に来てナンバーワンの旨さでした。
鶏ももは店のカウンターに放置されているのですが、食べてみるとびっくりするくらいシットリ柔らかいです。てっきりパサパサかと思ったのですが、良い意味で裏切ってきます。味付けも台湾らしいというより、日本の鶏弁当的な感じです。
煮卵も見ての通りしっかり味が染み込んでいます。かといって、八角がキツイという感じは全くなく、台湾料理に飽き飽きしていても食べられる味です。
おこわ大好きな僕が自信をもっておすすめする逸品
何を隠そう僕はもち米が大好きです
お餅はもちろん、おこわも、ちまきも、大好きなのです。
そんな僕が、『林合發油飯店』のおこわは絶対に食べるべし!と自信をもってオススメします。
僕たちも何度もリピートしました。むしろ、『林合發油飯店』のおこわを食べるためだけに迪化街へ行った方が良いという勢いでおすすめしたい台湾グルメです。
早起きしてガッツリめの朝ごはんとして食べるのもおすすめです。ぜひお試しあれ!
アクセス
林合發油飯店
住所:台北市迪化街1段21號1樓 (永樂市場)
迪化街の入口(南側)から北に100mほど進んで右手にある「永楽市場」入ってすぐです。
▲この看板が目印です。
営業時間:7時30分~12時00分(月曜定休)
おまけ
旧正月の迪化街は大混雑・・・
ある年の旧正月時期に『林合發油飯店』に行ったのですが、ものすごい激混みでした・・・。
旧正月の飾り付けが施されており、スゴイ活気でした。旧正月用のお菓子や食材なども売られていて、例えるなら年末のアメ横といった雰囲気です。とにかく人がスゴイ!
行くタイミング間違えたな・・・
迪化街は両側に建物(お店)があるため、途中で横に抜けることができません。そのため、この人混みに突入したら、迪化街の最後まで抜けないとなりません。
かなり大変でした・・・。
年末のアメ横のように、お店の方々が声を張り上げ、マイクを使い、からすみやらお菓子やら豆類やらを売りさばいていました。
普段はそこまで混雑しないので、迪化街に行くなら旧正月の時期は外すことをおすすめします。